横浜市会議員 公明党所属 仁田まさとし
シャープな感性、ホットな心 仁田まさとしの議員活動をご報告します。

メールマガジン

仁田まさとしメールマガジン アーカイブズ

ニッタ マガジン Vol.200 2014.11.02

楽しみながら健康づくり

 2010年11月から始めたニッタ マガジンが、本日で200号を迎えました。この4年間のご愛顧に心から感謝申し上げます。これからも、時宜を得た内容を心がけながら、思いを込めて発信して参りますので宜しくお願い申し上げます。

 さて、昨日より横浜市では、民間の事業者と協力しながら健康づくりにつながる2つの事業を始めました。  一つは、ニッタ マガジン Vol.189でもご紹介した「よこはまウォーキングポイント事業」です。40歳以上の方を対象に、ウォーキングを通じて健康づくりに取り組んでいただくことを推進するものです。

 もう一つは、こどもから高齢者まで年齢制限なしで参加できる「よこはま健康スタンプラリー」です。
 横浜市が指定する、運動・スポーツ、食生活、健康づくり・介護予防の講座やイベント等に参加してスタンプを3つ集め、健康チェックを受けると応募資格が得られます。
 例えば私の地元南区では10月20日現在84の対象事業が指定されています。
(http://enjoy-walking.city.yokohama.lg.jp/stamprally/jigyou/minami_h26-10-20.pdf)
 区役所や地区センター、地域ケアプラザ等で配布されているスタンプカードに必要事項を記入し、郵送することで応募となります。来年の6月30日が締め切りで、7月に抽選が行われ、協賛企業による魅力ある景品が当たります。約千名分の景品が協賛企業から寄せられており、中には、旅行券や宿泊券なども用意されています。
(http://enjoy-walking.city.yokohama.lg.jp/stamprally/list/)

 健康づくりは、一人ひとりが自分にあった方法で継続的に行うことが重要と言われます。これらの事業をきっかけに多くの皆様が健康づくりに取り組んで頂ければと願っています。

 仁田まさとしは、健康づくりを応援します。

ニッタ マガジン Vol.199 2014.10.26

未来っ子の発想に驚き

 本日、環境未来都市・環境絵日記展が大さん橋ホールで開催されました。
 「家族や身近な人たちと考える環境未来都市」をテーマに、小学生が夏休みの自由課題として、絵と文章の組み合わせで環境問題を考えた、次のような作品が所狭しとならんでいました。

 「ボールでつくる電気」
 転がると発電するボールを発明して、坂から転がして電力を確保する。これは小学2年生が書いた絵日記です。坂の多い横浜から考えたとのこと。
 「水素で幸せな街・横浜」
 現代の生活にはかかせない電気を、二酸化炭素を出す化石燃料を使わないで水素により発電することを主張しています。燃料電池のことでしょう。「横浜が水素を利用したクリーンで幸せな街になればいいな」との希望を、小学4年生が発信しています。
 「リサイクルピラミッド」
 同じリサイクルピラミッドに、人間、動物、植物が一緒にリサイクルしながら住むとの未来都市の姿が描かれています。小学5年生の作品です。
 「縁台が結ぶ人々の輪」
 昔はよく見られた縁台の話をどなたかに聞いたようです。子どもが高齢者と縁台に座り、“たらい”にはった水に足をつけながら話を聞いている様子が描かれています。昔ながらのエコとコミュニケーションの手法を現代に活かす場面を小学4年生が描いています。

 小学生が描いたものかと感心させられる作品も多く、それらの発想に感嘆しました。応募作品の数は毎年増え第15回目となる本年は2万2千人を超える横浜の小学生が応募したとのこと。
 優秀な作品には大賞や横浜市長賞、横浜市会議長賞などが授与されました。

 仁田まさとしは、子ども達の発想から学びます。

ニッタ マガジン Vol.198 2014.10.19

理科教育の話題に触れて

 昨日、横浜市立井土ヶ谷小学校の創立80周年記念式典が行われました。南区選出の県市会議員を代表して祝辞を述べることとなり、井土ヶ谷小学校の歩みを確認する中で知ったことに、理科の授業に力を入れていることがありました。
 この10年の中でも、全国・県理科教育研究大会での授業発表、ソニー教育財団の子ども科学教育プログラム優秀校、日産財団の理科教育賞受賞など、実績を積み上げています。平成21年度からは横浜サイエンスフロンティア高校との交流を始め、その関係から23年度にはノーベル賞受賞の科学者クロトー博士による全校児童への授業も行われました。

 奇しくもこの7日には、ノーベル物理学賞を3名の日本人に授与するとの素晴らしいニュースが飛び込み、以来、様々なメディアで報道されました。
 すでに周知の通り、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授、天野浩・名古屋大教授、赤崎勇・名城大教授の3氏です。これで物理学賞を受賞した日本人は10名となり、日本の物理学のレベルの高さを示すものとなりました。
 授賞の理由は、特に困難と言われた青色発行ダイオード(LED)の開発に成功し製品化まで実現した功績が認められたものです。青色LEDの開発により光の3源色が揃い、今や私たちの生活の隅々に使用されているLEDによる白色光源も可能となりました。世界の電力の20%が明りに使用されていると言われ、エネルギー効率のよいLEDにより大幅な省エネとなります。

 このような明るいニュースは、さらに児童生徒の関心を高めるきっかけとなることでしょう。科学の分野でも今後、世界に向けて飛躍することを期待したいと思います。横浜、ひいては日本が発展していく上で大切な分野でもあります。

 仁田まさとしは、子ども達への理科教育の充実に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.197 2014.10.12

連続する大型台風に備えて

 10月6日に関東地方を通過した台風18号により、横浜市内でも大きな土砂崩れが発生し、2名の方が犠牲となられました。謹んでご冥福を祈り申し上げますとともに被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

 先週に続き大型で強い台風19号が接近しています。
 横浜市は、危険度の高い崖地を203カ所リストアップし、土砂災害警戒情報の発表の際、その周辺住民に避難勧告を発令することとしました。
 リストアップの対象となった崖地は、何れも建築物があるか近接する次の3種類です。
 1.土砂災害警戒区域のうち、高さ15m以上で平均勾配30度以上の崖地
 2.高さ15m以上の宅地造成等規制法違反の造成地
 3.開発等による工事が中断している崖地

 市内では203カ所リストアップされ、私の地元南区では、15カ所選定されています。
 対象地区は、
 ・横浜市公式ホームページ(http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/kikikanri/gake-map/)
 ・巡回やポスティングによる広報で周知していますが、市コールセンター(045-664-3535)でも確認できます。
 避難する場所は地域で定めている小中学校などの避難場所、地区の高台、堅牢な建物(2階以上)などです。

 崖崩れの前兆としては、「小石がパラパラ落下してきている」ことや「斜面に、湧水や亀裂が生じている」ことと言われています。
 台風18号の影響もあり、選定された箇所以外は安全というわけではありませんので、崖地周辺の皆様はご注意ください。
 崖対策以外にも、激しい雨や風に対する万全の備えをお願い申し上げます。

 仁田まさとしは、災害対策に全力を尽くします。

ニッタ マガジン Vol.196 2014.10.05

新たなビジネスモデルを求めて

 最近、「未病」(みびょう)という言葉を、よく見聞きします。
 およそ2千年前に編纂された現存する中国最古の医学書である「黄帝内経」にはじめて登場した東洋医学の文言とされています。
 10年程前には「未病」は日本語にはなく、近年、日本語として知られるようになり、例えば次のような表現が見つかります。
 引用しますと、
  ・健康状態の範囲であるが病気に著しく近い身体又は心の状態
  ・病気発症していない予備軍
  ・自覚症状があるが検査結果に出ない場合又は検査結果は出るが自覚症状がない場合の両方
  ・半健康で、病気に進行しつつある状態
  ・心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものとして捉え、この全ての変化の過程をあらわす概念
などです。
 また、「未病を治す」とは、身体全体をより健康な状態に近づけることとありました。

 ではなぜ今、クローズアップされてきたのでしょうか?それは、課題視されて久しい「生活習慣病」の危険因子が「未病」であり、典型的に当てはまるからとのことです。
 確かに、私たちの日常の健康状態は、「ここまでは健康、ここからは病気」とはっきり区分けされているものではなく、むしろその間を行ったり来たりしていることを実感します。

 神奈川県では、今年8月に「未病産業研究会」を設立し、製薬会社、医療機器メーカーはもとより、素材、食品、通信機器、住宅機器など多彩な分野のメーカーが参画し未病を克服する産業振興を目指しています。横浜市大も会員となっています。日本の新しい産業基盤とビジネスモデルを発信するという新しいチャレンジが始まっています。

 iPS細胞で著名な山中教授が言っています。
 「本当のイノベーションは未知の領域でしか見つからないのです」と。

 仁田まさとしは、あらたな産業基盤の確立に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.195 2014.09.28

読書の秋にちなんで

 昨日、御嶽山噴火という驚愕のニュースが飛び込んで来ました。被災された皆様にお見舞い申し上げ、行方不明者の一刻も早い救出を願っています。

 さて、日増しに街並みが秋色に変わってきています。「食欲の」「スポーツの」「芸術の」と、秋には色々な言葉が冠されますが、気候もよい秋の夜長に親しめる「読書の秋」でもあります。

 昨年6月、議員提案による「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」が制定されました。これは、市民の読書活動を進める施策を推進し、市民一人一人の心豊かな生活及び活力ある社会を実現すること目指すものです。
 そのために、市は「横浜市民読書活動推進計画」を策定しており、それに基づき私の地元南区においても「南区民読書活動推進目標」を策定することになり、このほど素案が示されました。

 目標1は、「本をもっと身近に感じられるよう、区民と施設のつながりを深めます。」ということです。
 南区内には、図書館をはじめ、地区センター、コミュニティーハウス、小学校市民図書室等々、図書の設備を整えた施設がいろいろありますが、あまり知られていません。もっと、利用していただけるよう取り組む目標です。
 目標2は、「乳幼児から大人まで、幅広い世代の区民が本に触れる機会を提供していきます。」ということです。
 幼少期からの習慣付や、幅広い世代、外国語を母語とする区民など様々な文化的背景の方たちが本に触れていただく機会を提供する目標です。

 この推進目標の素案について、9月22日(月)から10月17日(金)まで、区民の皆様からのご意見を募集しています。お問い合わせは南区役所地域振興課(電話045-743-8195)、南図書館(電話045-715-7200)まで。

 仁田まさとしは、市民の読書活動を推進します。

ニッタ マガジン Vol.194 2014.09.21

公明党全国大会が開催

 公明党は本年の11月17日で、結党50年の節目を刻みます。本日、「次の50年」を目指す第10回公明党全国大会が東京都内で開催されました。

 党代表の任期を迎えることから先に設置されていた党代表の選挙管理委員会から経過が報告され、引き続き山口那津男代表が承認されました。就任後の挨拶では、庶民の中から立ち上がった唯一の政党である公明党の歴史を振り返りながら、今の政治の要としての公明党の役割に触れ力強く決意を述べました。
 来賓として、明日の国連総会への出発を控えた安倍晋三内閣総理大臣が出席されましたが、ご挨拶の前にサプライズ。本日が安倍総理の誕生日とのこと。お祝いに花束の贈呈となりました。総理からもご挨拶の冒頭に「思い出に残る誕生日となりました」と。

 大会では、公明系候補が地方議会に初めて進出した1955年から60年目の節目となる明年2015年に行われる統一地方選に向けて、「“活気ある温かな地域づくり”をめざして」と題する政策提言が発表となりました。
 この提言は、
 1.支え合う地域づくり
 2.魅力ある地域づくり
 3.安心な地域づくり
 4.活力ある地域づくり
という4つの「地域づくり」を柱に据えたものとなっています。
 「地域でお互いに支え合いながら、若者も高齢者も元気に安心して暮らせ、さらには女性や青年が大きく活躍できる地域づくりに、全力を挙げて取り組む」ものとなっています。

 次第の最後には、統一地方選予定候補の代表決意があり、神奈川県本部の西村恭仁子県議(川崎区)が定数2という極めて厳しい状況で断固勝利すると力強く表明しました。

 終了後には、山口代表を中心に大勝利に向けて“シュプレヒコール”で結びとなりました。

 仁田まさとしは、結党50年を迎え心あらたに前進します。

ニッタ マガジン Vol.193 2014.09.14

おいしい昼食がいい

 横浜市教育委員会が行った、中学校の昼食に関するアンケートの結果がこの10日に発表されましたので、ご紹介します。

 今回のアンケートの前提となる想定した実施方法は、「民間の調理施設で調理し、弁当箱に詰めて配達する方法」で、「家庭からの弁当との選択制」、「複数メニューから選択」です。また、ごはん・汁物は温かい状態、教育委員会の管理による栄養バランスなどに配慮した献立、つまり「栄養バランスのとれた温もりのある昼食」となっています。これは、これまで公明党横浜市会議員団が主張してきた、横浜型スクールランチに極めて近似しているものです。
 アンケートの対象者は、児童・生徒や保護者、教職員、市民となっています。

 まず、注文したい、実施した方がよいと希望する児童・生徒は62.0%、保護者は84.4%。全体の71%となりました。
 次に興味深いのは、注文したい、実施した方がよいと回答した方の中で、どのようなことを期待しますか、との問いに最も多かった回答が、児童・生徒では66.3%が「おいしいこと」、保護者では61.8%が「求めやすい価格であること」でした。
 児童・生徒は「おいしい昼食がいい」と希望し、保護者は家計への負担を気にされているのでしょうか。その希望価格は、全体で「300円台」が46.4%、「400円台」が38.5%、「500円台」が6.8%となっており、求めやすい価格は400円台までであることが伺えます。

 教育委員会では、このアンケート結果を踏まえ、年内には横浜らしい中学校昼食のあり方をまとめるとのことです。
 是非、おいしくて求めやすい価格の昼食が提供できるような検討と早期の実施を期待したいと思います。

 仁田まさとしは、市立中学校の横浜型スクールランチの実現に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.192 2014.09.07

防災・減災対策の人材育成

 前回は横浜市中期4か年計画の発表についてご紹介しました。今回は、その中に示された取り組みの一つをご紹介します。

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災から今週で3年半が経過します。防災・減災対策への意識が風化していくことを避けなければなりません。
 発災翌年の一定期間に私たちは、防災・減災対策での自助・共助の重要性を啓蒙するセミナーなどに取り組みましたが、その折に一つ感じたことがありました。
 それは、市民の皆様に具体的な減災行動を起こして戴くことに努力しないといけないということです。例えば、夜半に地震が起き寝床から裸足で飛び起きて大地震によって割れたガラスを踏み足に傷を負うことが多いことが、阪神淡路大震災の教訓として伝えられています。是非、就寝時の枕元には履き物を用意してくださいとの訴えに、多くの方から共感を戴きました。その話を聴いて戴いた方々にその後にお会いしてみると、残念ながら具体的に履き物を準備する方は多くはありませんでした。
 そこで私は、平成25年の横浜市会第1回定例会の代表質問で、地域の防災・減災を推進する人材育成の仕組みが必要と課題提起しました。

 今回の中期計画では「地域防災の担い手の育成」という事業として、「自治会町内会等により組織されている、町の防災組織において、自助・共助の大切さを理解し、率先して減災に向けた取り組みを行える人材を新たに『防災・減災推進員』として育成を図ります。」と示されました。
 新たな資格を付与するものではなく、防災・減災の意識と行動により自主的に推進して戴けるよう人材育成を図るものです。対象となる方々を4か年で1600人と想定しています。
 現在、その仕組みづくりが進められており、年度内には具体的な取り組みが始められる見込みです。その折の皆様の御参加を宜しくお願い致します。

 仁田まさとしは、市民の皆様と防災・減災行動を進めます。

ニッタ マガジン Vol.191 2014.08.31

横浜市中期計画の素案が示されました

 8月28日に、横浜市中期4か年計画の素案が林文子横浜市長より発表になりました。

 この計画は、2014年から2017年度を計画期間として、「誰もが安心と希望を実感でき、人も企業も輝く横浜」の実現を目指すものです。
 林市長となって2回目の中期計画となる今回の内容を前回の計画と比較確認すると、一つの特徴があります。それは、具体的な4か年の計画の前提として、2025年までに3つのターゲットを設定したことです。
 すなわち、
 1.計画・戦略を着実に進める2017年
 2.人口増加の横浜市が減少に転じると推計される2019年を経てオリンピック・パラリンピックが予定され、世界に横浜を魅せる機会とする2020年
 3.1947年から1949年に出生したいわゆる団塊の世代が75歳を超える2025年
 となっています。この間の人口構造や都市環境の変化を踏まえ、未来のまちづくり戦略を描いています。

 前回の計画策定にあたって私は2010年(平成22年)横浜市会第1回定例会の代表質疑で林市長に対し、公明党横浜市会議員団が策定した「横浜21ビジョン」に触れながら、
 「今後の社会情勢、特に少子高齢化が急激に進展する我が市の人口構造から将来を展望したとき、どのようなビジョンを描き、その実現に向けては何が課題であり、その課題解決のために今何をなすべきなのか、(中略)市長は22年度の新たな中期的計画の策定に当たって、これからの横浜がどのような方向を目指すべきなのかビジョンを示す必要があるかと考えますが」
と質問しましたが、残念ながら前回計画に示されたその姿は不十分と言わざるを得ませんでした。

 この計画素案は今後、市民からのご意見や議会での質疑を経て成案となりますが、その充実に向けて広範な議論が必要と考えます。

 仁田まさとしは、計画の充実に向け取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.190 2014.08.24

気象災害への対応

 広島市北部の豪雨に伴う土砂災害は甚大な被害をもたらし、死者50人、不明者38人(時事通信9時18分配信)とのこと。
 尊い命を落とされた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆様へお見舞い申し上げます。横浜市からは広島市へ災害見舞金が贈呈されることとなりました。
 県警、消防、自衛隊などによる捜索活動も、雨による二次災害への懸念から時に中断も余儀なくされ難航していると報道されていますが、不明者が一刻も早く救出されることを心より願っています。

 今回の局地集中型の豪雨による土砂災害が、甚大な被害をもたらしていることに、識者等による様々な要因や状況が報道されています。
 *土石流の前兆として、山鳴り、腐った土のにおい、立木が避ける音や石がぶつかり合う音。
 *積乱雲が連続発生する「バックビルディング」現象により、短時間であまりにも多い降水量。
 *夜中に発生したことによる避難勧告などの情報提供の困難さ。
 *花こう岩が風化してできた「真砂土」の地盤が多く、もろくて崩れやすいこと。
 *山の斜面を上がるように整備された住宅地への急勾配による土石流の破壊力。

 東日本大震災から、地震、津波被害対策が注目されていますが、台風や局地的な集中豪雨などの気象災害への対応も、まさに今日的な課題となっています。昨年も、同緯度における中心気圧の最低記録となった室戸台風(1934年)と同じ規模の台風が複数発生しています。気象用語にはない「ゲリラ豪雨」と言われる突然現れ局地的集中的な豪雨に都市インフラの対応が追いつきません。

 本年3月に横浜で開催された国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)総会では、第2作業部会がまとめた報告書で「地球上に温暖化の影響を受けない人はいない。何も手を打たなければ被害は拡大し、元に戻れないような影響が起こる可能性が高まる」と警鐘が鳴らされたことを思いおこします。
 横浜市においても、さらなる対応が必要です。

 仁田まさとしは、気象災害への対応を進めます。

ニッタ マガジン Vol.189 2014.08.17

健康寿命を延ばしたい

 先日友人と交わした健康談義で、こんな経緯を紹介しました。

 去る6月9日に行われました南区の区づくり推進横浜市会議員会議で私は、「健康寿命」について質問しました。
 Q:南区の健康寿命はどの程度ですか?
 A:南区は健康寿命が非常に短いということで、男性が3番目に短く、女性は18区中18位です。
 まさに、南区にとって重点的に取り組むべき課題であることが明らかとなりました。
 ちなみに、健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」をさします。横浜市の健康寿命は、国民生活基礎調査をもとにしていますが、区ごとの結果は調査数が少なく、健康寿命の長短は一概に判断できないため、「日常生活に介護を要しない」平均自立機関を参考値として算出しています。従って絶対的な値に注目するのではなく相対的に見ることが望ましく、その意味でも南区は市内の中でも健康で生活できる期間を延ばす施策が重要となります。

 この夏、横浜市の健康福祉局では、健康寿命を延ばし介護予防の施策の一つとして秋にスタートする予定の「よこはまウォーキングポイント事業」の準備に取り組んでいます。9月頃から事前申し込みを始め、10月には事前申し込みした市民へ歩数計が送付されます。11月からは、歩数計を持って歩く参加者がコンビニなどの市内店舗に設置された専用リーダーに歩数計をかざしてポイントをためることができます。ポイントは景品交換や寄付等に活用でき、楽しみながら健康づくりができます。
 ぜひ、多くの皆様に興味を持っていただき、参加して下さることを願っています。

 仁田まさとしは、健康寿命日本一の横浜を目指します。

ニッタ マガジン Vol.188 2014.08.10

青少年の頼もしい順応力

 台風11号の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
 8月7日に立秋となりました。周知のとおり立秋とは二十四節気の一つで、地球から見た太陽の角度が135度のときをさします。暦の上では秋の始まりですが、1年で最も気温が高くなる時期とも言われます。そうは言っても、よく観察してみると秋の気配を感じ始めることもあり、小さな変化が楽しめるのではないでしょうか。

 いよいよ“文化芸術の秋”でもあります。先週お伝えしました通り、横浜も文化爛漫。
 これを先駆けて、頼もしく思える場面に遭遇しました。
 高校生の語らいで、韓国語が飛び交う中に、日本語が混じり、向こうでは中国語が聞こえるという横浜市内のレセプション会場でした。
 この7月29日から8月2日まで、本年度に東アジア文化都市事業を進める、泉州(中国)、光州広域市(韓国)と横浜市の高校生代表が、横浜市の文化施設を訪問しながら交流を図る事業が行われました。交流1日目の夕刻から行われたウエルカムレセプションに私も参加しましたが、既に言葉の壁を超えて高校生らが打ち解けている姿がとても頼もしく思えました。
 日本の高校生の一人に
 「親しくなりましたか?」
と伺うと、
 「仲良くなりました。言葉はあまりわかりませんが、ボディーランゲージと“気持ち”で通じています。」
とのことです。

 明日の11日(月)までは、韓国の光州広域市で行われており、横浜市からも13名の高校生が参加しています。16日からは中国の泉州市で交流会が行われ、横浜市の高校生13名が参加する予定です。

 参加者には、この夏の金の思い出となり、各都市の相互理解が進み、世界という広い視野を持った人材へと成長する契機になればと願います。

 仁田まさとしは、青少年の世界への飛躍を応援します。

ニッタ マガジン Vol.187 2014.08.03

文化爛漫の横浜

 暑い日が続いておりますが、横浜では素晴らしい文化芸術の灯が明々と輝いていますのでご紹介します。

<ヨコハマトリエンナーレ2014>
 今や日本を代表する現代アートの国際展となった「ヨコハマトリエンナーレ2014」が8月1日から11月3日まで、横浜美術館と新港ピアを主会場として開催されています。5回目となる今回のテーマは「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」です。逢坂同組織委員長は「どこかに記憶されながらも、忘れ去られてしまった大切なものに目を向け、その大切さについて改めて考え、気づくきっかけを提示しようするもの」と述べています。「忘却」の旅をお楽しみください。

<創造界隈拠点連携プログラム>
 横浜では多くのアーティストやクリエーターが活動しており、BankART StudioNYK、初黄・日ノ出町地区、象の鼻テラス、急な坂スタジオ、ヨコハマ創造都市センターの5つの「創造界隈拠点」から文化芸術を発信しています。
 その5拠点で同時期に、横浜トリエンナーレと連携したプログラムが開催されています。
 例えば、大さん橋近くの象の鼻テラスでは、他に類を見ない「パラトリエンナーレ」が行われています。障がい者は鋭い知覚や能力を持つと言われます。その障がい者と高い技術を持つ多様なプロフェッショナルにより生み出された“もうひとつのトリエンナーレ”。「はじめてに出会える場所」をお楽しみください。

<東アジア文化都市イベント>
 泉州(中国)、光州広域市(韓国)と横浜市が、文化芸術イベントを実施して相互理解を深め、東アジアの多様な文化を国際発信していく取り組みです。
 例えば、北仲通南地区では、日・中・韓の文化・歴史遺産を描写した「砂の彫刻展」が行われています。トリエンナーレは中心的なイベントですが、音楽や舞台芸術、ポップカルチャーなど様々なジャンルで東アジアを感じてください。

 公明党のリードによって文化芸術振興基本法が成立した2001年から13年が経過し、文化の華も開き始めています。

 仁田まさとしは、いよいよこれからと文化芸術の振興に努めます。

ニッタ マガジン Vol.186 2014.07.27

よい夏を過ごす一助に

 この週末はまさに“猛暑”でした。
 毎年この時期になると、水の事故に関する残念な報道を目にすることが多くなります。私は、無事故で楽しい夏となるよう少しでもお役立てればと考え、先日、ボランティアで水難事故防止の啓発活動を行っている方にお願いし「水難事故に備えて」と題する講演を多くの方に聞いて戴きましたので一部をご紹介します。

 死者・行方不明者数が最も多い場面は、魚とりや釣り、次に通行中、その次が水泳中と続きます。(H22年データ)

 人間の体の比重は、息を吸って肺に空気が入っている時は、0.98となり、2%部分が水面から出ることになります。息を吐いた状態では比重は1.03と1を超えて、完全に水没することになります。
 そのことから、もし溺れてしまったら、絶対に「もがいてはダメ」とのことです。
 助けて!と手を上にあげると、せっかく水面上に出る2%が手の部分に取られます。また、助けて!と大声を出して息を吐き出すと比重が1を超え沈んでしまいます。落ち着いて、水面上の2%に口と鼻が出るようにして救助を待ちます。着衣のままでは泳ぐことは困難です。無理に泳ごうとはせず、できれば周辺にある浮き具を持ち助けを待つことです。履いているスニーカーなどの靴も浮き具になります。

 また、溺れている人を見つけたら、まず119番。そして、浮き具を渡すなど、水の中に入らない救助方法を考えることが必要です。助けようとして着衣のまま水に飛び込み残念な結果となることが多いとも聞きました。溺れている人を落ち着かせてレスキュー隊の到着まで励ましましょう。

 仁田まさとしは、安全な夏を願います。

ニッタ マガジン Vol.185 2014.07.20

中学校昼食のアンケート

 中学生を持つ保護者の方からは毎年のように要望を受けており、私も是非とも導入をと取り組む市立中学校スクールランチについて、ニッタマガジンVol.8をはじめ幾度となく報告してきました。

 この6月30日から7月14日の間に、中学校昼食に関するアンケートが実施されました。対象は、小学6年生から高校1年生、保護者、中学校教職員の学校関係者と、一般市民です。
 これまでの「あり方検討」調査と異なるところは、想定している実施内容や方法が具体的に示されたことです。

 想定実施の内容は例えば、
  ・家庭弁当との選択制
  ・昼食内容は、ごはん・おかず(4品以上)・汁物・牛乳
  ・ごはんと汁物は温かい状態
  ・複数メニューから選択が可能
  ・教育委員会が栄養バランスに配慮して管理する献立
  ・献立表による予約注文方式
などです。
 また、家庭からの弁当を持参する場合にも、「汁物が注文できる場合に、注文したいと思いますか」との問いも設定されています。

 さらに施設整備についても、民間調理施設で調理し、弁当箱に詰め、保温コンテナに入れて配達する配達弁当方式を前提に、約30億円との推計額が示されました。

 得られたアンケート結果は、集計分析され秋頃までに公表される予定です。

 仁田まさとしは、スクールランチの実施に全力を尽くします。

ニッタ マガジン Vol.184 2014.07.13

心に響いた“虚心坦懐”

 広辞苑には“虚心坦懐”の意味を、「心に何のわだかまりもなく、さっぱりとして平らな心。また、そうした心で物事に臨むさま。」とあります。

 著名な作家であり元外務省主任分析官の佐藤優氏は、安全保障法制の整備について閣議決定した全文を“虚心坦懐”に読めば、今回の与党協議において公明党は連立離脱という「安易な道ではなくより厳しい道を選び、現実の中で「『平和をどう担保するか』に取り組んだ。そして、その結果は『公明党の圧勝』と言ってよい。」と寄稿文で述べています。
 さらに佐藤氏は、「公明党としては、獲得すべきものは全部獲得したと、私は考えている。だから『公明党が苦しい言い訳をしている』などという指摘は、なぜ、そんな認識が出てくるのか不思議でならない。」「だから、『公明党は平和の党でなくなった』とか、『首相に圧されて公明党が折れた』などと言う人は、ちゃんと閣議決定の内容を読んでいるのだろうかと思ってしまう。」「公明党は理路整然と、しかも礼儀正しく押し止めたというのが、今回の事柄の本質だと、私は思っている。」と断言しています。
 そして最後に佐藤氏は、「正しい世界観、正しい信念を持って一貫して行動し、今回も現実的に平和を担保したのだから、公明党の皆さんは、(中略)堂々と自信を持って進んでほしい。」とエールを送っています。

 協議の最終段階に意見を求められた私は、
「生命、自由を守る自衛権は必要最小限の範囲にとどめ、いわゆる集団的自衛権の行使は憲法上許されない、との1972年の政府見解を支持する。よって、現下の国際情勢を踏まえ、それに逸脱することない範囲を考え抜き議論を重ね抜き結論を導出すべき」
と主張しました。
 私は、その結果としての全文を読んで、個別的自衛権を補完、拡充するものであると“虚心坦懐”に思っています。

 仁田まさとしは、今後も「平和」を追求します。

ニッタ マガジン Vol.183 2014.07.06

七夕はクールアースデー

 明日は七夕。天の川を挟む彦星と織姫が一年に一回会うドラマの日です。
 その天の川を見ながら、地球環境の大切さを日本国民全体で再認識し、低炭素社会への取り組みを家庭や職場で推進する日として、「クールアースデー」と定められています。2008年に公明党青年局が提案し、約6万8千人の署名を添えて福田康夫首相(当時)に要望して創設が決定したものです。2008年のG8サミット(洞爺湖サミット)が7月7日に開催されたことも契機となりました。

 この日には、地球温暖化防止のため、20時から22時までライトアップ施設や部屋の電気を消す「Co2削減/ライトダウンキャンペーン」が実施されます。日本中の人たちが、同じ日、同じ時間に灯りを消して未来の日本に思いを馳せるひとときはかけがえのない時間ではないかと思います。

 このほど、横浜市鶴見区内に研究所をもつ(株)ユーグレナが微細藻類ユーグレナ(和名ミドリムシ)を原料としたバイオディーゼル燃料の開発に成功し、7月1日からいすゞ自動車の藤沢工場シャトルバスの定期運行に利用されるという話題もありました。

 環境未来都市の取り組みを進める横浜市の努力がますます期待されます。

 仁田まさとしは、地球温暖化防止対策を進めます。

ニッタ マガジン Vol.182 2014.06.29

やさしく伝えること

 「手続きにはAが必要です」という表現より、「手続きにAを持ってきて下さい」とすることで、何をすべきかがよくわかります。また、「無料です」より「0円です」と書かれることで金額が明確になります。災害時などとっさのときに「高台に避難して」より「高いところに逃げて」と誘導することでよりスムーズになります。

 このほど横浜市では、職員向けに「やさしい日本語」基準初版を作成しました。
 横浜市には7万5千人を超える外国人が暮らし、私の地元南区にはその1割にあたる約7,600人が世界90か国を超える国々から集まっています。現在、外国人に情報を伝えるため横浜市では、英語、中国語、ハングル、スペイン語、ポルトガル語の6言語を使用していますが、この「やさしい日本語」は、まだ日本語に不慣れな外国人にわかりやすく伝えるための言葉としての基本的な考え方と文法やそのポイントを活用した例文集からなっています。

 この基準作成を発表して以来、市民の皆様から、子育て支援事業で活用したい、外国人従業員とのコミュニケーションのために活用したい、知的障害のある人に分かりやすく伝えるためにも大切であり参考にしたいなど、多くの問い合わせがあったとのこと。そこで、横浜市では6月27日よりホームページからダウンロードできるようにしたとのことです。
 今後は、行政がよく使う言葉の解説を「やさしい日本語」で作成し語彙の基準が示される予定です。

 外国人にやさしい日本語は、どなたにもやさしい日本語です。

 仁田まさとしは、「わかりやすく」を心がけます。

ニッタ マガジン Vol.181 2014.06.22

夏至の太陽に思う

 昨日は、1年の中で最も昼間が長い夏至でした。横浜市では、日の出が4時26分、日の入りが19時01分、そして昼の長さは14時間35分でした。
 これから夏にかけて、夕暮れから夜の景観が美しい季節とも言えましょう。例えば、地元の横浜市南区内にある心に残る夕暮れ時を見ることが出来るスポットには、唐沢公園、三春台第二公園、清水ヶ丘公園や蒔田の丘の幾つかの公園などがあり、一日の疲れを忘れさせてくれる素晴らしい景観を楽しむことが出来ます。

 また、太陽と触れ合う時間の長い夏至の日には、特に自然エネルギーとしてのその恵の利用を意識してしまいます。
 住宅用太陽光発電システムについては、これまでの横浜市の設置費補助制度により約13,500件が導入されてきました。
 本年度からは、電気を「創る」とともに「賢く使う」ための設備の普及に重点を置く補助事業が始まりました。電気の使用状況を見える化して効率的に電気を利用する家庭用エネルギー管理機器(HEMS)の既存住宅への設置が補助対象となります。また、水素社会に向けHEMSと家庭用燃料電池システムとのセットも対象となります。既に4月から募集受付が始まっており、明年2月まで受付先着順で約600件を予定しています。(お問い合わせは、市環境エネルギー課 045-671-4225 まで)

 さらに、節電対策として公民連携事業により25万本のうちわを、横浜市は配布しています。イラストはスタジオジブリ映画「思い出のマーニー」の絵柄が活用されており、区役所、図書館、スポーツセンターなどで配布していますのでご利用下さい。

 仁田まさとしは、地球温暖化対策を進めます。

ニッタ マガジン Vol.180 2014.06.15

ワールドカップを観ながら

 2014FIFAワールドカップが開幕しました。本日、日本チームは残念ながら惜敗しましたが、次の試合に期待したいと思います。

 開幕試合で2得点をあげた開催地ブラジル代表のネイマール選手の話を知る機会がありました。
 ネイマール選手は、ブラジル南東部、サントス郊外で幼少期を過ごしました。生活は電気も止められてしまう程貧しい状況でしたが、4歳の時から裸足でストリートサッカーを楽しんでいたそうです。彼の非凡な才能を見出した地元チームの監督が6歳から指導し、ブラジル代表のエース、そしてヨーロッパの名門FCバルセロナで活躍する選手に育てあげました。
 そうした出会いに助けられた彼は、その恩に報いるため、何かできることはないかと考え、結果、この地域には、学校に通えず教育を受けていない子どもが多いことから、誰もが無償で学ぶことができる学校建設を決意します。そしてそれは単に子どもだけを対象とした学校でなく、子をもつ親の職業訓練所として工業技術を指導したり、パソコンスキルを学んだりすることが出来る施設になるそうです。
 彼は、「親がきちんと仕事を得て、安定した生活があってこそ子ども達は心からサッカーを楽しむことができる」と述べています。

 日本では本年1月17日に、子どもの将来が生まれ育った環境に左右されないよう、教育や生活、親の就労などを総合的に支援するため「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が施行されました。その制定を公明党が推進し、その後「生活困窮者自立支援法」も成立しています。
 貧困家庭の子どもは十分な教育を受けられず、大人になっても低所得になる確率が高く、貧困の連鎖や固定化を防ぐための就学援助など支援の充実が急務です。
 横浜市では、その施策の一つとして寄り添い型学習支援事業が行われており、本年度新規に実施される5区を含めて全区で行われます。

 子どもが未来に夢を持つことができる社会を目指して汗を流そうと、ワールドカップ開幕戦のライブを観戦しながら思いを新たにしました。

 仁田まさとしは、就学・学習支援に努めます。

ニッタ マガジン Vol.179 2014.06.08

議員提案の条例も制定

 去る6月3日、横浜市会の平成26年第2回定例会が閉会しました。
 今定例会では、議員提案による条例も制定されましたので、ご報告致します。

 <横浜市がん撲滅対策推進条例>
 日本では「がん」により3人に1人の尊い命が失われています。その「がん」の撲滅に向けて総合的に施策を進めていくために、全議員の総意で制定しました。
 横浜市には施策の推進や市民への啓発、市民には生活習慣の改善やがん検診の受診、保健医療関係者には適切ながん治療や情報の提供、事業者にはがん予防の環境整備や患者の勤務継続という責務等を定めています。さらに、予防や早期発見の推進、患者および家族等への支援、緩和ケアや在宅医療の充実、がん研究の推進等を定めています。
 公明党は国において「がん対策基本法」の制定を推進し、放射線治療や化学療法、緩和ケア等の整備に取り組んでいます。
 今後も、国・県と連携し対策を進めます。

 <横浜市子供を虐待から守る条例>
 この条例案は、自民党と公明党が共同で提案したもので、横浜が子供にとって優しいまちであることを目指しています。子供が虐げられ、傷つくことのないように、市民が一体となって地域の力で子供と家庭を支える環境づくりを図るため、市や市民、保護者や関係機関等の責務を定めました。

 <横浜市将来にわたる責任ある財政運営の推進に関する条例>
 この条例案も、自民党と公明党が共同提案しました。
 将来にわたる責任ある財政運営を目指し、基本計画の策定と合わせ、必要な施策を推進することと財政の健全性を維持することを両立させるための財政目標の設定等を定めました。

 仁田まさとしは、闊達な議論に尽力します。

ニッタ マガジン Vol.178 2014.06.01

子供への慈しみ今昔

 明日6月2日は、横浜の開港記念日。今年で開港155周年となります。
 開港当時、それまでの約200年もの間ほぼ国を閉ざしていた日本を訪れた外国人が日本や横浜をどのように見ていたのか、との興味深い記録に触れました。その中で特に注目したのは「子供」についての記述です。

 安政6年(1859年)に来日した初代の英国駐日総領事、ラザフォード・オールコック氏は「大君の都:幕末日本滞在記」で、「江戸の街頭や店内で、はだかのキューピットが、これまたはだかに近い頑丈そうな父親の腕に抱かれているのを見かけるが、これはごくありふれた光景である。父親はこの小さな荷物を抱いて見るからになれた手つきでやさしく器用にあやしながら、あちこちを歩き回る」と、鮮やかに当時の温かい親子関係を語っています。
 また、1878年に来日した英国旅行作家のイザベラ・ハード氏は「日本奥地紀行」で、「私は、これほど自分の子供をかわいがる人々を見たことがない・・(中略)・・毎朝6時ごろ、12人か14人の男たちが低い塀のしたに集まって腰を下ろしているが、みな自分の腕の中に二歳にもならぬ子供を抱いて、かわいがったり、一緒に遊んだり、自分の子供の体格と知恵をみせびらかしている」と述べています。

 一方、当時の英国は産業革命の興盛期を迎え、子供はその重要な労働力として取り扱われていたようです。
 「工場主は子供をまれには5歳、頻繁となるのは7歳から、たいていは8歳ないし9歳から、使い始める。毎日の労働時間はしばしば14時間ないし16時間に及んでいる。また工場主は、監督が子供をなぐったり虐待したりするのを許していたどころか、しばしば自分でも実際に手をくだしていた」(フリードリッヒエンゲルス「イギリスにおける労働者階級の状態」)

 近年の日本の発展は、未来ある子供の為に汗を流しより豊かな日本を、という大人たちの思いがその一因ではないかと感じています。
 今、「子供が幸せな社会は、みんなが幸せな社会」と、子育てに安心な社会の構築が求められています。

 仁田まさとしは、「子供優先の社会」構築を目指します。

ニッタ マガジン Vol.177 2014.05.25

南区にある地球

 地元の南区では、地域の課題などを討議する地区懇談会が行われていますが、先日の寿東部地区では、防災訓練に多くの外国人が参加した模様が報告されました。その中では、地区内にある国際交流ラウンジの存在を再認識しましたとの声もありました。

 現在横浜市には75,544人の外国人登録居住者がいますが、その約1割にあたる7,624人が南区在住です。しかもそれは世界90か国以上から集まってきた方々です(平成26年3月時点)。中国、韓国、台湾、フィリピン、タイの方々で全体の9割近くを占めますが、アジア、欧州、アフリカ、北米、中南米、オセアニアからの外国人です。
 まさに、南区は小さな地球です。

 長野の小布施町に住むセーラカミングスさんという、生まれも育ちもアメリカの素敵な女性を知る方から伺いました。
 セーラさんは、ペンシルベニア州立大学在学中に留学で大阪に暮らし、「伝統文化が残っている地方都市で働きたい」とオリンピックを意識して、長野県で栗菓子製造と造り酒屋を営む小布施堂に入社しました。そこで“きき酒”を勉強し、1996年欧米人初のきき酒師となり、2004年には女性で初めて日本酒造組合中央会代表幹事に就任しました。セーラさんは、「世界のどこで生まれたとしても、自分の意思で生涯をすごしたいと思える町に出会えたことは本当に幸せでした」と語ります。
 小布施町の人々は、自分たちにとって当たり前だったまちの良さを再認識し、また自分の住んでいるまちが遠く想像もしていなかった国の人から愛されていることを誇りに思うそうです。

 南区に住む外国人の事情は様々かと思われますが、自国に戻り日本を語るとき、その人は南区イコール日本かも知れません。暮らした時間と場所、出逢った人が生涯の良き思い出となり、再びこの地を訪れたいと思って下さればと考え、そのためにも小さな声に耳を傾けていきたいと思っています。

 仁田まさとしは、多文化共生の社会を目指します。

ニッタ マガジン Vol.176 2014.05.18

パラトライアスロンの気迫に圧倒

 昨日と本日、2014世界トライアスロンシリーズ横浜大会が山下公園周辺特設会場で開催されました。

 トライアスロンは、水泳(スイム)、自転車ロードレース(バイク)、長距離走(ラン)の3種目を連続して行う耐久競技です。このトライアスロンがオリンピックの正式種目になったのは2000年のシドニーからですが、パラリンピックの正式種目としてパラトライアスロン(以下パラトラ)が行われるのは、2年後の2016年リオデジャネイロ パラリンピックからとなります。

 5回目の開催となる今年の横浜大会の特徴の一つは、パラトラが国内で初めて単独開催されたことです。これまでは一般の部と一緒でしたが、昨日17日の朝6時55分から単独でスタートしました。
 また、リオデジャネイロの出場権を左右するポイントランキングが、この横浜大会からカウントされることになります。

 私も是非パラトラ選手の活躍を自分で感じたいと思い、昨日早朝に会場へ出向き、競技を観覧しました。
  パラトラでは、障がいの種類とレベルごとに5つのカテゴリーに分かれて、それぞれのクラスごとの表彰台を争います。
 世界8か国から男子43名、女子15名、うち日本からは19名が出場しました。

 雲一つない晴天でしたが、風が強く波も少し立つ中、予定通り6時55分にスタート。あっという間に沖へ泳ぎ出て行くスピードには驚きました。
 次はバイクです。視覚障がいの方は二人乗りのタンデムなど障がいごとのバイクに乗ります。片足でも猛スピードです。両足の障がいの方は両腕で勝負です。バイクのペダルを漕ぐ選手の気迫に圧倒されました。
 バイクを終え最後のランコースを走り抜き、フィニッシュする一人ひとりの選手の表情に大感動でした。
 終始、沿道からは温かい拍手や声援が送られていました。

 仁田まさとしは、障がい者スポーツの振興に努めます。

ニッタ マガジン Vol.175 2014.05.11

窓口サービスの明と暗

 今日は「母の日」。感謝をこめて今年も紫のカーネーションを買って帰りました。

 「最近、区役所の窓口の対応がとてもよくなりましたね。」
 これは過日、ある町内会長から戴いた言葉です。

 横浜市では、窓口サービス満足度調査を行っていますが、総合評価となる「窓口サービスの全体的な印象」という質問項目について、「満足」と「やや満足」とお答え戴いた方の割合が、平成25年度では97.0%に達しています。23年度が94.4%、24年度が96.6%と毎年上昇しており改善が伺えます。喜ばしいことであり、更なる上昇を願います。

 一方で残念なケースもあります。
 先日、障がいをお持ちなことからケアホームに別居する子どもさんのお母様から、保険の手続きに必要な住民票を受け取りに、そのお母様が区役所へ出向いた時のやり取りについて、ご指摘とご相談を戴きました。
 お母様と担当者とのやり取りを伺った私が、会話形式で理解すると次のような内容です。

 母  「保険手続きに必要なので、子どもの住民票を戴きたい。」
 担当 「本人でなければ、委任状が必要です。」
 母  「自分で委任状を書ける状況ではありません。」
 担当 「それでは、書けないことを証明する医師の診断書をもらって下さい。」
 母  「えッ・・・。」

 お母様は、診断書を求められて困惑です。自分で書くことが困難な障がい児を持つ保護者は皆困りますとの訴えでした。私も同感でした。
 早速、当局の担当者に現状を申し入れました。
 検討の結果、お母様の本人確認できる証明書等と目的のわかる書類を提示すれば住民票を取得できるとの結論。再度、窓口にも周知することになりました。

 この事例以外にも、説明不足や人によって応対に差がある等のご指摘を頂くことがありますが、「役所」は「市民の役に立つ所」にしなければなりません。

 仁田まさとしは、窓口サービスの向上に努力します。

ニッタ マガジン Vol.174 2014.05.04

給付金のコールセンターが設置されます

 明日5月5日は、「こどもの日」。
 あらためて「国民の祝日に関する法律」を確認すると、第二条に「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」とあり、母に感謝するという意義も込められた日でもあることに気づきます。

 さて、早いもので消費税が8%に増税されから1ヶ月余が経過しました。この間、主要企業の賃上げ率が15年ぶりに2%台(日本経済新聞社の賃金動向調査)を記録、小売り業界では「増税後の買い控えはあまりない」との受け止めが目立ち、日本銀行も「影響は想定内」などと報道されていますが、景気の一時的な減速が小幅に収まるように期待したいと思います。

 増税にあたって公明党は、様々な対策を主張しましたが、「子育て世帯臨時特例給付金」もその一つです。子育て世帯の消費を下支えし増税の影響を和らげる観点から支給される給付金です。
 平成26年1月分の児童手当を受給し、平成25年の所得が児童手当の所得制限に満たない方が対象となります。

 横浜市では7月中旬から受付を始め8月以降で支給を開始できるよう準備を進めていますが、「申請手続きはどのように?」、「自分は対象になり支給を受けられるのか?」などの疑問も浮かんでくるかと思います。
 そこで横浜市では、そのような疑問に答えるコールセンターを設置することとなりました。
 5月8日(木)から始まり、朝9時から夕刻6時まで対応可能です。
 専用ダイヤルは、0120-400-575 です。

 このコールセンターは、所得の低い方々への「臨時福祉給付金」についての疑問にも答えます。「臨時福祉給付金」を受ける方等は「子育て世帯臨時給付金」を受けることは出来ませんのでご注意ください。

 仁田まさとしは、子どもの幸福に向けて全力を傾注します。

ニッタ マガジン Vol.173 2014.04.27

建築行政に時代の要請を機能拡充

 昨日、土地問題のご相談から談たまたま耐震改修の話へ。そのお宅は一部だけ鉄骨により耐震化したとのことでした。

 横浜市の建築行政を所管する建築局に今年度から新たな組織体制として、防災担当と建築防災課、住宅地再生担当と住宅再生課が設置されました。これまでの許認可・指導、住宅・まちづくり中心の建築行政に加え、災害に強く安全で豊かな住環境の整備や大規模団地の再生など、時代の要請に向けた取り組みが強化されたものです。

 木造住宅の耐震化も課題の一つ。耐震基準が強化された昭和56年の建築基準法改正以前の民間住宅は、横浜市では無料で耐震診断を受けられます。課題は、具体的に耐震改修工事が進められることです。
 私が注目しているのは、家屋全体の改修まで困難でも、その一部を耐震化する耐震シェルターの設置、ベッド部分を耐震化する防災ベッドの設置を推進する事業です。耐震シェルターは上限30万円までの補助、防災ベッドは上限10万円まで補助されます。いずれも民間の工事会社によるもので、基準を満たす製品として横浜市が指定しています。今年度分は対象も増え、耐震シェルターは7社、防災ベッドは6社の製品が対象となり、既に26年度分の補助金申請の受付が開始されています。
(http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/kenbou/bousai/bousai/bed.html)

 昨年度まではこれら市の事業に加え、私の地元である南区の自主企画事業として、防災ベッド等設置を推進する事業が計上されていましたが、残念ながら今年度は行われておりません。来年度の実施に向けて努力し、復活できればと思っています。

 仁田まさとしは、災害に強い住環境の整備に努めます。

ニッタ マガジン Vol.172 2014.04.20

坂本龍馬の最後の書簡

 坂本龍馬が亡くなる慶応3年11月15日のわずか10日前に認められた書簡が見つかり、テレビ番組に寄せられた情報により本物と報道され話題になっています。
 その書簡のあて先は、土佐藩の重役であった後藤象二郎で、草稿と思われるとのこと。
 そこには、慶応3年10月に国政の権限を徳川家から朝廷に返上したいわゆる「大政奉還」が成就した10日後に坂本龍馬が、京都から福井に向かったことが綴られています。その目的の一つは、「新しい政府に欠かせない財政担当者を探すこと」であり、龍馬は福井藩で財政改革を成し遂げた三岡八郎と新政府の財政のあり方について論じています。そして、龍馬は後藤象二郎に、「総じて金銀物産等の事を論ずるには、この三八を置いて他に人はいません。」と、新政府の財政担当者に三岡八郎を強く推薦しました。
 坂本龍馬が薩長同盟の仲介役になったことは有名ですが、単に倒幕に走った訳ではなく、大政奉還後の政治のあり方、特に財政について憂慮し、三岡八郎を推挙したことが書簡を通して理解できます。
 果して三岡八郎は、新政府の財政担当となり、後の明治4年、東京府知事になります。龍馬の願いは三岡八郎に託され見事にその意思を継いだ形になりました。

 先日、横浜市の予算や財政状況が示された“ハマの台所事情”という冊子が発行されました。
 一般会計は、市民一人当たり382,962円にあたる1兆4,182億円。そのうち福祉・保健・医療に30.1%の4,260億円、子育て・教育に23.1%の3,280億円で5割を超えている事などが“わかりやすく”載っています。
 これからの横浜市の財政について、そのあるべき姿を論じながら、今後策定される横浜市中期計画の議論が進められることが必要です。

 仁田まさとしは、横浜市の財政健全化に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.171 2014.04.13

初代議長・原善三郎翁の故郷を訪ねて

 明治22年(1889年)に市制が施行され横浜市が誕生するとともに、横浜商法会議所(現横浜商工会議所)会頭であった原善三郎翁が初代の横浜市会議長に就任しました。多くの皆様に親しまれている本牧の三溪園は、善三郎翁が取得した敷地を孫娘の婿である原富太郎(原三溪)が庭園としたものです。
 原善三郎翁の生家は埼玉県児玉郡神川町にあります。文久元年(1861年)には横浜での仮住いが始まり、横浜経済界への一歩が標され、後に横浜第一の生糸売込商となりました。
 まさに、原善三郎翁は政財界において、現在の370万市民を擁する横浜の礎を築いた偉人と言えましょう。

 本日、民間の皆様が運営する横浜本牧観光協会が神川町を訪問し、神川町コミュニティ協議会との交流会が行われ、私も参加しました。協議会との交流は平成6年から始まり、それ以前からの原家との交流を含めると30周年とのこと。横浜市立間門小学校と神川町立渡瀬小学校も交流が行われています。
 原邸に隣接し、つつじ満開の天神山で対面式が行われ、清水雅之神川町長、小井戸英夫町議会議長等から歓迎の挨拶がありました。横浜本牧観光協会の鶴田理一郎会長の後、横浜市会副議長として私より、交流会に初参加した平成8年からの経緯などに触れ、今後の交流に期待の意を表しました。また、三溪園の加藤祐三園長からは庭園に多くの重要文化財を有する国指定名勝の意義などが述べられました。

 昼食会が、神流川(かんながわ)岸にある秩父瀬神流パークで行われ、協議会の婦人の皆様による手作りのおもてなしに舌鼓を打ちました。

 仁田まさとしは、先人に感謝し横浜の発展に努力します。

ニッタ マガジン Vol.170 2014.04.06

太宰治展で思うこと

 横浜の山手にある「港の見える丘公園」は、横浜を代表する風致公園として知られていますが、今の季節は気品ある洋館と相まって桜も見事です。
 実は、昨日4月5日(土)からこの公園にある「神奈川近代文学館」において、「生誕105年太宰治展−語りかける言葉−」特別展が5月25日(日)までの日程で始まり、鑑賞して来ました。入場して間もなく愛用していたマントが展示されており、学生時代のノート・アルバムなどもありました。そして何よりも直筆の原稿・草稿や書簡などに魅了されました。肉筆の文字からは作品に向けた気迫が伝わってきます。
 あらためて、直筆の大切さを学んだ気がします。

 過日発表されたある調査では、全く本を読まない学生が4割を超えたとのこと。
 これに対して、作家であり山梨県立図書館長を務める阿刀田高氏は、「にわかに信じられない」として、「読書をきちんと評価してあげる仕組みを」と提起しています。また、「社会をリードする立場にいる人たちの多くが、読書を本当に大切だと思っていないのでは」と懸念の意を表しています。さらに、「10年後、手書きの習慣は細々と存在する程度になっているでしょうが、学校教育の中ではその習慣をどうか残してほしいと切望しています。字を書くことは、それ自体が1000年を超える日本の文化をたどることです。字は決して記号ではありません。」と示唆に富む主張を放っています。

 公明党は「子どもの読書活動推進法」や「文字・活字文化振興法」の成立を推進し、横浜市会でも子ども達に影響力の大きい司書の配置・充実に取り組んでいます。

 仁田まさとしは、「文字・活字」文化の振興に努めます。

ニッタ マガジン Vol.169 2014.03.30

これからが成長戦略の正念場

 録画しておいた「LEADERS」(リーダーズ)という2夜連続のテレビドラマを見ました。ご覧になった方も多いかと思います。
 トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎氏をモデルとして、国産車を実現し日本の未来を創ろうとする主人公・愛知佐一郎を中心とした人間模様が描かれていました。アメリカの自動車産業の隆盛を目の当たりにして来た佐一郎は、外国産の車の分解・組立を繰り返すなど試作車第一号を完成させるも、その後に様々な苦難の道を歩むことになります。
 タイトルが複数形の「LEADERS」(リーダーズ)となっているように、佐一郎だけでなく、それぞれの立場でリーダーシップを発揮する登場人物に釘付けでした。 世界から注目されるハイブリッド車や燃料電池車の実用化技術も、これらのリーダー達の死闘の歴史に依拠していることに感動します。

 30年程前、私が前職で記録材料開発のプロジェクトのリーダーを務めていた頃が、何か走馬灯のように思い起こされました。もちろん佐一郎の足元にも及びませんが、参考となる機器を片っ端から分解・分析し、時にはその道に長年携わってきた先輩と激論となったことも懐かしい思い出です。

 今、「大胆な金融緩和」や「機動的な財政出動」により景気の指標は向上してきておりますが、消費増税の影響を軽減し中小・小規模企業や地域までに景気を波及させるためには、いよいよこれからの「成長戦略」が重要です。

 この28日に開催された「第4回国家戦略特別区域諮問会議」で、横浜市が区域として含まれる東京圏が区域案に盛り込まれました。県、川崎と共同して横浜市は昨年9月に経済成長プランを国に提出しており、都市のリノベーション、高度医療や関連産業の創出を目指すとしています。
 また、2016年度に策定される横浜市中期計画でも経済の成長・発展が重点テーマの一つです。

 仁田まさとしは、横浜市の成長戦略の推進に努めます。

ニッタ マガジン Vol.168 2014.03.23

「給わる食」から「選ぶ食育」へ

 横浜市の平成26年度当初予算案を審議する予算特別委員会で、この20日に総合審査が行われました。その中で主要会派が、市立中学校での昼食の あり方を取り上げ、様々な議論が交わされました。不思議にもここ数年は市立中学校の昼食をめぐる質疑が多くみられるようになりました。

 これまで公明党横浜市会議員団は終始一貫して、選択制のある横浜方式のスクールランチの実施を強く求めてきており、このニッタ マガジンでも折々にその進捗を報告してきました。
 私は、そのVol.8で、スクールランチを実現すべき理由を次の通り述べました。
 「一つは、食育としてのランチです。食材の安全性、食材や調理の選択力(メタボ抑制力等)、食の産業と文化の再構築などの意味があります。二つ 目は男女共同参画社会の進展や家庭環境の変化です」と。

 他会派の質疑では、1889年に山形県私立学校で貧困児童救済として始まった“給わる食”に基づくと思われる議論もありましたが、公明党議員団 を代表した望月議員は、食育の重要さを主張しながら栄養バランスのとれた複数メニューから選択できる(もちろん家庭弁当も含む)「横浜型スクール ランチ」の実施を求めました。

 平成26年度予算案では、市立学校食育推進事業として本年度より800万円増額した1700万円が計上されており、栄養バランスの取れた温もり のあるランチ提供に向けて、配膳スペースや敷地内導線などの調査、デイバリー方式等の検討が予定されています。

 仁田まさとしは、市立中学校スクールランチの実現を目指します。

ニッタ マガジン Vol.167 2014.03.16

町内会館が落成

 本日午後、私の地元の町内会館落成式が行われました。午前中には地域の皆様による除幕式でした。多くの方々のご理解とご支援の賜物と、式典での祝辞で私は心からの敬意を表したところです。

 2階が町内会館として活用され、1階には町内会内にある社会福祉法人の運営によるデイサービスや訪問介護などの事業が行われるという特徴を持ちます。「福祉施設を併設した町内会館は聞いたことがない」と横浜市の担当者は話しています。

 5年程前に町内会長から、「福祉施設と合築で新しい町内会館はできないものか?」と、同席していた社会福祉法人の施設長と私に問いかけがありました。これからの高齢社会や地域の交流が進むよう足を運びやすいようにとの提案でした。以来、それぞれにその可能性を調査・検討するとともに、町内会に設置された会館建設実行委員会により素案がまとめられ、町内会総会の議を経て建設が決定されました。

 鉄骨による基礎を設けた貯水池の上に建設され、災害時には避難場所として施設全体が活用されます。そのために、1階は都市ガス、2階はプロパンガスにしてリスク分散するなどの工夫が施されています。

 この建設に先立ち、町内会の法人化に向けて地縁団体の認可を受けるための作業が進められ、法人格付与を実現しています。

 “城”は立ちました。
 これら一連の経緯を随所に触れた私は、その都度コミュニティーの醸成が進んできたことを実感していまが、これからこの“城”を活かす取組みが期待されます。

 仁田まさとしは、地域交流の深化に努力します。

ニッタ マガジン Vol.166 2014.03.09

防災の決意をあらたに!

 今朝から、映像メディア報道に2つの事を注目しています。
 一つは、競技初日にアルペンスキー男子滑降座位の狩野亮選手の金をはじめメダルラッシュとなった、ソチ冬季パラリンピックです。オリンピックのような熱を帯びた報道とはあまりに程遠く残念です。今後の感動的な報道を期待します。
 もう一つは、3.11の大震災から間もなく3年を迎えた各局の企画。現地からのその後と現状、追悼の儀、地震・津波・原発・復興の課題の提起などです。
 あらためて、犠牲になられた方々のご冥福と一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 そのような本日、“釜石の奇跡”を生んだ防災教育で著名な群馬大学の片田敏孝教授の講演を伺いました。横浜市西区で行われた「かながわ未来フォーラム」です。その2時間は、感動の涙と目から鱗の落ちる思いの連続でした。

 片田教授は、災害と言えば地震津波が注目されるが、近年の気象災害、即ち台風の巨大化も今後重大な課題と指摘し、室戸台風のような70年から100年に一度と言われてきた巨大台風が10年から20年に一度になる可能性を紹介しました。

 本題である「津波てんでんこ」などの防災教育については、災いの脅しによる教育では実効性は上がらず、海と共に生きる人々が、海を愛しその恵を受け続けるための“お作法”であり、内発的な避難意識を醸成する姿勢教育であることが重要と強調していました。

 3月1日に開催された公明党の全国県代表協議会で、「復興加速決議」が採択されました。
 その最後に、「全国津々浦々、それぞれの地で「風評と風化」の二つの風に仁王立ちで立ち向かっていこうではないか!『人間の復興』を成就するその日まで、公明党は闘い続けることを、ここに決議する。」と結ばれています。

 仁田まさとしは、命を守る災害対策に全力を尽くします。

ニッタ マガジン Vol.165 2014.03.02

文化芸術で日中韓の相互理解を

 本日もご挨拶に地域を歩いていると、咲き始めた桃の花が印象的でした。
 明日は、桃の節句のひな祭り。雛人形、ひし餅、ひなあられと、女の子のお祝いは、心温まる響きを感じます。皆様の健やかな成長をお祈り致します。

 「東アジア文化都市2014横浜」がスタート致しました。日本、中国、韓国3か国の代表都市が文化芸術イベントを通して相互理解・連帯感の形成を目指しま す。ニッタ マガジン Vol.128では、第1回の日本の都市が横浜に決定したことに触れたところです。中国では2月13日に福建省泉州市で開幕、韓国では3月18 日に光州広域市で開幕します。
 2月25日のパシフィコ横浜で開かれた「オープニング式典&コンサート」では日中韓のアーティストが登場し、「国 境を越えて一つとなった音色が、約千人の観光客を魅了し」ました。「三都爛漫〜時空を越えた音絵巻」とのタイトルも魅力的です。ディレクターの新井鴎子洗 足学園音楽大学客員教授は、「今、三都が響き合う」と呼びかけます。
 中国から二胡奏者ウェイウェイ・ウー氏、韓国からテノール歌手のベー・チェチョル氏、日本から広報親善大使の「でんぱ組.inc」らが参加しました。

 翌日の午餐会では、中国・泉州市の周銀芳実行委員会副委員長、韓国・光州広域市の鄭東采推進委員長らと懇談し、様々な分野で活発に意見交換しました。鄭委 員長からの「横浜の都市形成に学びたい」との投げかけに私は、横浜の歴史的建造物を活かした創造都市の取組を紹介する等、応じました。

 今年は、3年毎に開催される現代美術の国際展「ヨコハマトリエンナーレ 2014」が8月から11月に開催され、交流イベントなどの中心となります。

 仁田まさとしは、「東アジア文化都市」の発展に期待します。

ニッタ マガジン Vol.164 2014.02.23

議会基本条例が制定されました

 2月6日から始まった第22回オリンピック冬季競技大会も、あと7時間余で閉会式を迎えます。
 私たちの想像を越える苦労と練習時間を重ね、国民の期待を背負って戦っていることが報道されていましたが、ソチで感動のドラマを繰り広げた113名の日本選手に感謝です。

 さて、この21日に行われた横浜市会の本会議で、「横浜市議会基本条例」案が議員提案され、可決成立しました。
 地方自治は、議会を構成する議員と執行機関の長である市長をどちらも直接市民が選ぶ二元代表制で進められています。
 この条例は、二元代表制の一翼を担う議会が、果たすべき役割等を明確にして、どのような体制で、どのように活動・運営されるべきか等を定めています。また、議会としての政治倫理や災害時の対応も盛り込まれました。

 私は、平成23年2月の第1回定例会の代表質疑において、「議会基本条例の制定を」と本会議場で呼びかけました。
 同年4月の改選を経て、5月には「横浜市会基本条例の制定に関する調査特別委員会」が設置されました。約2年間にわたり延べ25回の委員会が行われ、さまざまな議会改革や課題解決に向けた協議があり、条例の制定が決定。その協議を受けて、市会運営委員会で基本条例案の協議、市民からの意見募集などが行われ、このほど議会基本条例案がまとめられました。

 平成23年のお約束でもある議会基本条例の制定は、まさにゴールではなく「市民福祉の向上及び市勢の発展」へのスタートです。

 仁田まさとしは、これからも、お約束実現に努力します。

ニッタ マガジン Vol.163 2014.02.16

いよいよ来年度予算の論戦です

 記録的な大雪が続きました。
 この14日未明から降り始めた雪が午後から積もり始め、15日の未明には28センチに達しました。この積雪は統計の残る1896年以降でも7番目となり、20センチ以上となったのは16年ぶりとのことです。(横浜地方気象台)
 先週の教訓から、雪かきのし易いスコップを購入しておいたこともあり、だいぶ要領を得た除雪作業になったと自己満足。ご近所の方々とも協力し合いながらでしたが、それでも時間は2倍以上かかりました。それだけ積もった量が多かったのだと思います。
 今日は腰や腕に違和感を感じており、年齢を思うと明日が心配です。

 さて、横浜市会では林横浜市長より「平成26年度市政運営の基本方針と予算案について」が示されました。副題は「積極果敢に未来を切り拓いていく年」としています。
 今、横浜は「大きな転換期にある」との時代認識のもと、未来の横浜の姿を描きながら、来年度に挑戦する次の5つのテーマを示し具体的な取り組みを発表しました。
 「人を元気にする」ための挑戦
 「豊かな未来にする」ための挑戦
 「魅力を創る」ための挑戦
 「強さを備えた都市」への挑戦
 「新たな大都市制度」への挑戦
 そして最後に、「未来を切り拓く確かな一歩を踏み出してまいりたい」と結んでいます

 既に、1月30日には当初予算案が発表されており、今週21日の市会本会議では各会派の代表による予算代表質疑、25日には予算関連質疑が行われ、予算特別委員会等を経て3月25日の市会本会議での議決に向かいます。
 いよいよ本格的な予算案の議論がスタートします。

 仁田まさとしは、真摯な議会を目指します。

ニッタ マガジン Vol.162 2014.02.09

防災の視点に立つエネルギー対策

 昨日は暴風を伴う記録的な大雪となり、首都圏でも交通網が混乱しました。坂道、細道が多い横浜市、南区の皆様、お怪我などなさっていませんでしょうか?横浜橋商店街ではアーケードがあるにもかかわらず、路地から吹き込む雪が溜まり、早々に店じまいの準備をしていました。
 神奈川県では停電が相次ぎ、横浜市内でも約1,450世帯で停電したとのこと。災害時に電気、水道などのライフラインが途切れることは、市民生活に大きな影響を与え、企業活動に大きな支障となることをあらためて実感させられました。

 昨年2月の横浜市会予算代表質疑において私は、エネルギー対策を進める上で、災害時への対応も盛り込んでいくことが大切と提起しました。エネルギー性能が優れることと共に、災害時にも持続可能で市民が安心して住めるまちづくりを進めることが必要です。

 先日発表となった横浜市の平成26年度当初予算には、平成28年1月に移転再整備される南区総合庁舎で、エネルギー連携で融通し合うという新たな取り組みが盛り込まれました。
 近接している横浜市大センター病院が信頼性の高い特別高圧の電力を一括して調達し、地中を通る電線ケーブルで新区庁舎に送電するもので、災害時の断線のリスクが減少します。また、電気と熱を効率的に活用される最新のコージェネレーションシステムも導入され、ビルエネルギー管理システム(BEMS)で両施設を監視するなどにより、年間約4,000万円の光熱費が削減でき、二酸化炭素の排出量も5%減らすことが出来ると見込まれます。
 この先進的な取り組みで、防災性が向上し地球温暖化対策にも貢献します。

 横浜市が環境未来都市に選定され以降、初めての区庁舎整備になり次世代に引き継ぐ貴重な財産であることから、平成22年の予算代表質疑で私は、先進的な取り組みを求めていました。

 仁田まさとしは、エネルギーの防災対策を進めます。

ニッタ マガジン Vol.161 2014.02.02

横浜からの未来の科学者に期待

 11月30日発刊の英科学誌「ネイチャー」に、マウス段階ではありますが新たな作製方法による「万能細胞」(STAP細胞)が発表され、世界を驚かせました。それは、日本の理化学研究所と米ハーバード大などの国際研究チームによるものですが、研究チームの代表が、30歳の小保方晴子・理研ユニットリーダーであることも大きな話題となりました。

 連日報道される小保方リーダーの言葉に感動の連続です。
 ある学術誌の論文編集委員を務めた経験から私も、専門誌に掲載される困難さは実感しています。ましてや世界的に権威ある一流科学誌「ネイチャー」のレフェリー(査読者)から、「細胞生物学の歴史を愚弄している」とまで酷評され、「最初は誰も信じてくれず、やめてやると何度も思い、泣き明かした夜も数知れない」と。
 しかし、「あと1日だけ頑張ろうと続けてきて、いつの間にか今日に至った」、「ピンチのときは必ず助けてくれる人が現れた。幹細胞研究のプロフェッショナルの助言をもらえたお蔭」と振り返り、「私たちの細胞も、強いストレスがかかると、どうにか生き延びようというメカニズムが働くのではないかと、ロマンをみています」と情緒を込めて語っています。

 1月30日に発表された横浜市の平成26年度予算案では、グローバル人材の育成に力を入れ、市立学校の英語教育や海外への留学支援が充実されます。
 また、「先端科学技術の知識を活用して、世界で幅広く活躍する人間」の育成を目標とする横浜サイエンスフロンティア高校の中高一貫教育校を目指した検討も進められます。その人材群から、将来、ノーベル賞受賞者が輩出されるかも知れないと大いに期待が膨らみます。

 仁田まさとしは、グローバル人材の育成に努力します。

ニッタ マガジン Vol.160 2014.01.26

間もなく横浜市会の開会です

 1月4日の横浜港運協会から始まり、様々な団体や地域で行われてきた賀詞交歓会や新春の集いも、間もなく一段落。
 この31日に、いよいよ横浜市会の第1回定例会が開会となり、3月25日までの会期が予定されています。前日の30日には、横浜市の平成26年度当初予算案が発表になり、2月21日に予定されている予算代表・関連質疑に続き予算特別委員会等で詳細な審議が行われます。

 昨年10月21日、公明党横浜市会議員団は予算編成に対する301項目にわたる要望書を林横浜市長に提出しました。
 具体的には、防災・減災対策として、全児童・生徒への携帯型ヘルメットの支給、地域防災拠点の受水槽活用による飲料水の確保、共助を進める人材の養成など。また、子育て・教育関連では、市立中学校の昼食を充実させるためのスクールランチの導入など。さらに、安心の高齢社会のためにとして、孤立から守る取り組みなどです。

 昭和22年〜24年生まれのいわゆる団塊の世代の皆様が75歳となる平成37年(2025年)には、横浜市の人口は372万人弱と予想され、現在の370万人強とほとんど変わりませんが、75歳以上の高齢者人口は現在の1.6倍になることが見込まれます。
 急速な人口構造の変化が予想される中で、これまでにない「解」を求める時代が直面しています。今後の安心社会を築くためにも重要な予算審議となります。

 来週以降のニッタマガジンでは、新たに実現する事業などもお伝えできると思います。ご期待下さい。

 仁田まさとしは、“白熱”議会に尽力します。

ニッタ マガジン Vol.159 2014.01.19

もう一つの「成人を祝うつどい」で

 先週のニッタマガジンでは、横浜市の「成人の日」を祝うつどいについて触れました。
 本日、障害者スポーツ文化センターである横浜ラポールで、「2014年障がい者の成人を祝うつどい」が開催され、182名の新成人が参加しました。横浜市心身障害児者を守る会連盟と横浜市障害者社会参加推進センターが主催したものです。

 会場に入ると美しいジャズの音が聞こえてきました。
 知的障がいと運動機能の発達に遅れがあり、現在、個別支援学級に通う中学3年の姉野村琴音さんと小学4年の弟郷詩さんによる小さなジャズユニット「サファリパークDuo」が奏でる、トランペットとピアノの旋律でした。音楽家のご両親に伺うと、琴音さんは、自ら進んでトランペットを吹きたいと練習を始めたとのこと。この二人のDuoは、横浜ジャズプロムナードなど、昨年44回の出演を果たしています。
 握手をしたお二人の手から伝わる心に、感動でいっぱいでした。

 式典では、林横浜市長に続き、私が横浜市会を代表して、新成人とこれまで支えて来られたご家族や関係者へ祝辞を述べました。最後に、新成人の男女各1名の代表から抱負が披露され、その力強さに、感動の連続でした。

 横浜市では来年度予算の中で、障がい者の就労施設等への発注を促進するための共同受注窓口設置の検討に着手する予定です。

 仁田まさとしは、障がい者の社会参加を推進します。

ニッタ マガジン Vol.158 2014.01.12

青年に希望の社会を

 明日は、「成人の日」。
 横浜市では、「成人の日」を祝うつどいが、午前10時30分と午後2時30分からの2回に対象区を分け、横浜アリーナで開催されます。平成5年4月2日から平成6年4月1日までに生まれた市内在住者34,000余人が対象となります。これまでの参加率を勘案すると、21,000人を超える参加者が予想されます。
 この記念行事は、新成人11名で構成される委員会が企画する行事となります。今年のゲストは、ロンドン五輪で水泳の200m平泳ぎで銅メダルに輝き、横浜市スポーツ栄誉賞も受賞した、立石諒氏です。
 午後の部で、私は市会副議長としてエールを送る祝辞を述べる予定です。

 一昨年の衆院選と昨年夏の参院選を経て国会議員51人中14人が青年委員会メンバーとなった公明党は、青年が希望と働きがいを持てる社会を実現するため全力で取り組んでいます。
 昨年、党青年委員会が行った「ワーク・ライフ・バランス」の意識調査をもとに、安倍首相に提言を行いました。これにより、若者を劣悪な環境で疲弊するまで働かせる「ブラック企業」対策も強化されています。例えば、この春からハローワークを通じて、学生を採用する企業に対して、過去3年間の離職者数と採用者数の記入欄を設け、離職率の公表を求めることが決まっています。

 明日の横浜アリーナでの「成人の日」を祝うつどいのテーマは、未来に向けてそれぞれの船を出航するという思いを込めた、「SHIPs」とのことです。
 すべての新成人の皆様に対して、素晴らしい未来への船出に“乾杯!”

 仁田まさとしは、青年の活力溢れる横浜を目指します。

ニッタ マガジン Vol.157 2014.01.05

良い事が積もりますように

 新しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事

 御存知の方も多いかと思いますが、759年の正月に、万葉集の編者、大伴家持が詠んだ最後の歌であり、4,500首を超える万葉集はこの歌で幕を閉じています。
 「あらたな年の始めに、(豊作の瑞兆と考えられていた)正月の雪が降り積もるように、良い事が積もってくれ」と、真剣に願う心が伝わってくる、美しい歌です。

 この前年である758年に大伴家持は、時の権力者藤原仲麻呂により因幡の国守に左遷され、焦燥と寂しさ募る苦しい時代と言われています。まさに、復権は絶望的と思われ、明けた正月に詠んだ歌です。この後、万葉集も冬を耐え春を待つように温められていくことになります。
 しかし、家持は11年後の770年に復権を果たし、15年間に6階級も進むことになったとのことです。剥奪された官位も806年に復位し、万葉集も完成となります。

 冬はいつまでも冬ではなく、時を待ちつつ、いつか春となり芽生えます。生命の力強さを感じるドラマです。

 第1次世界大戦が勃発して100年となる本年、公明党は結党50周年を迎えます。東京オリンピックが開催された1964年11月17日に誕生しました。
 次の50年へのスタートを切る本年を私は、市民の皆様に「いや重け吉事」(いやしけよごと)と願いながら、国民の期待や要望すなわち「衆望」に応えるべく勇躍前進する決意です。

 仁田まさとしは、「大衆とともに」進みます。

ニッタ マガジン Vol.156 2013.12.29

「国連の10年」でも「持続可能なエネルギー」

 5月には横浜市会の第54代副議長を、11月には公明党神奈川県本部副代表を仰せつかるなど、私にとっては「変化の一年」となりました本年も、最後の日曜日を迎えました。
 皆様にはニッタマガジンをご愛読いただき、心より感謝申し上げます。

 明年に思いを馳せますと、国連では明年2014年から2024年までの10年を、「すべての人のための持続可能なエネルギーの国連の10年」と定めています。日本では、福島第一原発の大惨事を教訓に、今後のエネルギーに関する様々な議論と取り組みが加速化されました。

 横浜市が2011年12月に環境未来都市の選定を受けて2年が経過しました。本年10月から超小型電気自動車の大規模な実証実験として「チョイモビ ヨコハマ」がスタート(ニッタ マガジン Vol.145)するなど、様々な事業が伸展しています。環境未来都市の取り組みは、経済の活性化、超高齢社会への対応、創造性の醸成などへの貢献も大いに期待されます。
 2014年には一段と環境未来都市の取り組みを進め、同様に選定されている国内11地域をリードする都市に飛躍できるよう取り組みたいと念願しています。

 明年1月2日(木)の午前10時からテレビ神奈川(tvk)で放映される「横浜市会議長・副議長新春対談」“夢が広がるまち横浜”の中で、<今年の抱負>としてこの点も述べました。女優で国連開発計画親善大使として活躍の紺野美沙子さんをゲストに迎えての対談です。お時間がございましたら、ご視聴頂ければ幸甚です。

 仁田まさとしは、明年も市民の皆様のお役に立てるよう懸命に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.155 2013.12.22

横浜市会定例会が閉会しました

 12月17日、平成25年の横浜市会第4回定例会が閉会となりました。
 今回の市会で、議決された議案の幾つかをご報告させて頂きます。

 横浜市南区の浦舟町2丁目に移転される区総合庁舎について、工事(第1工区)請負契約の締結が認められました。平成27年12月に完成させ平成28年からの供用開始に向けて、建設の槌音が始まります。

 よこはまウォーキングポイント事業の来年秋開始に向けて準備が始まります。これは、希望する市民に、指定された歩数計を持っていただき、歩いた結果を登録し、歩数に応じてポイントが付く制度です。歩くことを通して、楽しみながら健康づくりを続けられることが目的です。そのポイントは、社会貢献にも使えるようにも検討されます。今回の議案は、横浜市と共同で取り組む事業者を選定等する委員会を設置する条例を制定するものです。

 地域に数多くある電柱の防犯灯を、来年度中に従来の蛍光灯からLEDへと替えることとなりました(電柱以外のポールなどについている防犯灯は来年度以降になります)。電気料金の負担や維持管理も横浜市に移ります。

 学校にある屋内運動場等の天井等が、地震などで落下することの無いように対策することを、平成27年度までに完了します。そのために、130棟の工事や設計を前倒しして発注することになりました。市内業者への発注により経済活性化も期待されます。

 仁田まさとしは、これからも市民の安全・安心と健康づくりを進めます。

ニッタ マガジン Vol.154 2013.12.15

障がい者週間が終わりましたが

 12月3日から12月9日は障がい者週間と定められています。(法律では「障害者週間」ですが、ここでは「障がい者週間」と表記します。)
 この期間は、広く障がい者の福祉への理解と関心を深め、障がい者が、社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的とした週間とされています。
 内閣府が行った2014年の意識調査では、その周知度は低く、「知らない」との回答が7割を超えおり、今後の啓発が求められます。

 横浜市では市庁舎の1階を使って、イベントが開催されました。
 リハビリテーション事業団の利用者作品、市内小中学生によるポスター作品が期間中に展示されていました。また、失語症の方の声楽グループによる合唱、自閉症の方によるピアノ・マリンバの演奏など、感動的な「音」が聴かれました。また、障がい者事業所で働く方の手作りによるパンの展示販売もありました。

 さらに、最終日の9日には、身体障がい者を補助する、盲導犬、聴導犬、介助犬が、デモンストレーションを行いました。
 盲導犬は、視覚障がい者の安全な歩行をサポートします。
 聴導犬は、聴覚障害者に音を教え、音源まで誘導します。
 介助犬は、肢体不自由者の日常生活をサポートします。
 終了後には、各協会の代表と利用者、補助犬が、横浜市会議長、横浜市長を順次表敬しました。
 私も議長とともに、今後の普及啓発などについて意見交換しました。

 仁田まさとしは、障がい者の社会参加を支援します。

ニッタ マガジン Vol.153 2013.12.08

防災・減災の国・市づくり

 台風30号がフィリピン中部を直撃して、7,000人以上の死者・行方不明者となり甚大な被害をもたらしてから1か月が経過しました。次第に日常を取り戻しつつあるとの報道もありますが、未だ350万人が避難(WFP)しているとのこと。
 神奈川県フィルピン台風被災者救援の会(大滝正雄代表)が立ち上がり、県内各地で募金活動を行っています。過日、横浜駅西口で行った同救援の会の皆様の募金活動を、公明党神奈川県本部代表の上田衆議や佐々木さやか参議らも応援しました。私の地元南区においても、ありがたいことに、多くの皆様からご協力を戴いています。
 一日も早い復興を願っています。

 日本では、12月4日の国会で「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靭化基本法」(防災・減災基本法)が成立しました。奇しくもその日は東日本大震災から1000日目となりました。
 公明党はこれまで、防災・減災ニューディール政策を主張しており、この法律はそれを具体化するもので、防災・減災対策を強化し、人命を最大限に守り、社会・経済活動に及ぼす致命的な被害を防ぐことを目的としています。

 横浜市では昨年10月に行った被害想定の見直しにより避難所の収容人数が不足することが予想されることから、補充的避難場所と備蓄品を確保することになっています。また、災害時には原則学校に留め置かれることになった児童生徒のための備蓄整備も公明党の主張により予算化されています。

 仁田まさとしは、防災・減災の都市づくりを進めます。

ニッタ マガジン Vol.152 2013.12.01

クロージングと70周年

 昨日と本日に、「終わり」と「始まり」がありました。

 昨日は、ニッタ マガジン Vol.143で紹介した「横浜音祭り2013」の最終日となりました。
 クロージング公演として、グラミー賞を受賞したパーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマ―フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェン歌劇「フィデリオ」(全2幕)が上演されました。またこの公演は、横浜みなとみらいホール開館15周年を飾る日独共同制作として、ブレーメン音楽祭、ボン・ベートーヴェン音楽祭に続いて、横浜で最終を迎えました。
 歌手陣も現在のオペラ界のトップクラスが集まっての上演となり、その迫力は想像を超えていました。クロージングレセプションでパーヴォ・ヤルヴィ氏に挨拶した折りには、横浜は大好きなまちですと笑顔で語っていました。
 9月20日に始まった「横浜音祭り2013」は、72日間で300を超えるプログラムが市民や来街者に提供されました。
 明年は、現代美術展「横浜トリエンナーレ」を中心に、東アジア文化都市(ニッタマガジン Vol.128)としての文化芸術イベントが行われます。

 本日は、横浜市南区の区制70周年記念式典が南公会堂で開催され、次の時代へと出発しました。
 また、式典に先立ち、このほど完成し開通している「井土ヶ谷橋」(区庁舎前)の架替記念式典も南区制70周年記念として晴天のもと挙行されました。
 1943年12に中区から分離して南区が誕生しましたが、現在の区庁舎は3代目となります。この3日から始まる横浜市会定例会では、4代目となる区庁舎の建設に関連する議案が上程されます。議決されれば、浦舟町に新庁舎の建設が始まり2016年から供用が開始される予定となります。

 仁田まさとしは、感動と着実な事業の推進に努めます。

ニッタ マガジン Vol.151 2013.11.24

グッドデザイン賞に見る豊かさ

 毎年秋に「グッドデザイン賞」が発表されています。

 ここで私が注目したのは、この賞の理念です。選ばれる「よいデザイン」は、上手・下手という視点ではなく、そのデザインが「くらしを、社会を、豊にすると想定できる」かどうかが問われるのです。その時代に求められる豊かさや次世代に指向されるべき豊かさを、具体的な事例の顕彰を通じて提示していくことが目的とされています。

 従って、「グッドデザイン賞」の変遷から「日本の豊かさ」の変化を見ることができます。
 スタートした1957年に受賞したものは、カメラ、ミシンといった工業製品、会席膳、急須等と、日本文化から生み出されてきたものが並びます。その30年後の1987年には小型自動車やパーソナルワークステーション等、現在の日本の産業をけん引するものが選ばれています。

 2006年には「横浜市一連の都市デザイン」が金賞に選ばれました。審査員からは「長年に亘る都市デザインへの継続的な取り組みに対して、大きな評価を与えたい。都市デザインという概念そのものが横浜市から始まったとすらいえる。」と評価されました。
 そして本年、「佐賀県武雄市図書館」が金賞を受賞しました。「公共サービスは所詮このレベルである、という常識をひっくり返す事例が生まれた」「本の面白さを伝えるという原点に立ち返り、探しやすさ、読む楽しさ、利用しやすさを官民連携で徹底的に追求した」と評価されています。

 「豊かさ」が単にものだけでなく、都市デザインによって導かれ、本年の図書館受賞はこれからの公共施設のあり方を考えさせられる受賞となりました。

 仁田まさとしは、豊さの感じられる社会を目指します。

ニッタ マガジン Vol.150 2013.11.17

明年の結党50周年に向けて

 昨日、公明党の全国県代表協議会が開催され、明年の結党50周年に向けて勇躍の前進を開始しました。
 昭和39年11月17日、経済成長期の中で忘れ去られた庶民の為にと、「大衆福祉」「日本の柱」を掲げ公明党は誕生しました。以来、“要の党”として日本の政治史の中で重要な役割を果たしてきました。そしてこれからも、国民大衆の要望、期待を担って立つ決意で発展・飛躍してくことを誓い合いました。

 その上で山口那津男代表は、「公明党には、民意をつかむ『ネットワーク』の力、そして民意を施策として具体化する『政策力』、その政策を与党はもちろん野党とも議論を闘わせ、説明責任を尽くしながら国民理解を得て実現していく『合意形成力』があります。(中略)公明党のネットワークの力をさらに磨いて『国民目線』からの政策実現を果たしてまいります。」と決意を示しました。
 そして、当面する政治課題について、消費税引き上げに伴う軽減税率の導入について、今年末の税制改正作業で、少なくとも基本的な制度設計に方向性を打ち出す必要があり、与党として責任ある対応をしなければならない等と述べました。

 井上義久幹事長からは、次の50年に向けて、党の向かうべき政治・政策ビジョンを示し、新たな「衆望(しゅうぼう)」を担って行くとして、「議員力」のアップなど具体的な取組みが示されました。

 結党50周年から“次の新たな時代”への初陣となる2015年4月の統一地方選挙を、断じて勝ち抜かなければなりません。

 仁田まさとしは、立党の原点を忘れまじ!

ニッタ マガジン Vol.149 2013.11.10

上海市との友好都市提携40周年

 横浜市と中国の上海市は、昭和48年11月に友好都市として提携しました。日中共同声明により国交が回復した翌年です。上海市はこれまで70余の都市と友好提携していますが、上海市にとって初めての提携となるものでした。
 以来、両市は経済、スポーツ、文化・学術、動物交換など、様々な交流が行われてきました。中でも、今年の5月に上海で行われたパンの製造に関する見本市「ベーカリーチャイナ2013」に、横浜の福祉団体で働く知的障がい者の方々が参加し、上海市の障がいを持つ方々との交流が行われました。今月末に、今度は横浜で開催される障がい者のパンづくりコンテストに上海チームが招待されるとのことです。

 この40周年を記念し、横浜市会を代表して私はこの5日から7日まで、上海市を訪問しました。
 「横浜上海友好交流事業に係る協定書」への署名に立会い、日本の議会に相当する上海市政治協商会議の蔡威(さい・い)副主席と会談しました。副主席とは、40周年を契機として未来に向かってより一層交流を深めることとを確認し、そのために未来を担う学生同士の交流に力を入れたいと提案し共感を戴きました。

 また、記念の民間交流会への参加、上海城市規画展示館、上海洋山深水港、中国国際工業博覧会への視察などの日程を経て帰国しました。
 足早の日程ではありましたが、とても充実した上海訪問でした。

 仁田まさとしは、国際交流の充実に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.148 2013.11.03

本日の活動の一端です

 本日の午前中に、地元町内会と隣接自治会との合同防災訓練があり、参加しました。
 訓練は、各地域のいっとき避難場所に集合したのち、会場となる地域防災拠点に移動・集合することから始まりました。拠点での訓練開始にあたって災害対策本部長などから挨拶があり、その中で、私も若干時間を戴きご挨拶。
 そこで私は、今年度の横浜市の事業の一つである特設公衆電話の設置を紹介しました。
 災害時に避難者が使用するための臨時の公衆電話の回線をあらかじめ敷設しておき、災害が発生した直後から通話できるようにするものです。地域防災拠点の小中学校454校を対象として各拠点に2回線が敷設されます。
 防災訓練の一環として行われた炊き出しのカレーがグツグツ薪がパチパチと音を立てていました。

 午後からは、街頭演説会を行いました。
 15時30分からの弘明寺商店街入り口での街頭演説には、佐々木さやか参議院議員、福島直子横浜市議も駆けつけました。
 この演説会は、“オレンジリボン街頭”の意義も込められています。
 NPO法人・児童虐待防止全国ネットワークが総合窓口となり取り組まれている虐待防止の啓発運動が「オレンジリボン運動」です。
 11月は厚労省が定める「児童虐待防止推進月間」であることから、党女性委員会・青年委員会が“オレンジリボン街頭”を展開しているところです。
 終了後には、立ち止まって聴いて戴いた皆様との交流の輪ができました。

 仁田まさとしは、地域をひた走ります。

ニッタ マガジン Vol.147 2013.10.27

災害対策に思うこと

 この週末は台風27号接近により市内のイベントの多くが中止になりましたが、大きな被害もなく安堵しました。
 台風26号による土石流でこれまでに31人の死亡が確認されるという甚大な被害が出た伊豆大島では、中断していた行方不明者12人の捜索が今日から再開とのこと。
 お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。

 公益財団法人日本離島センターによると、日本には北海道・本州・四国・九州を含め6,852の島があり、その内の418島に人が住んでいるとのことです。
 今回の大島の災害を通し、「離島経済新聞」が2010年からウェブにより発信されていることを知りました。
 その中に今回の災害について、「日本の離島エリアは気候も風土も異なる有人島が約420島あり、島に暮らす人数も、集落の構成も、家々の構造もさまざまにあります。伊豆大島のような火山島もあれば、宮古島のような隆起珊瑚の島もあります。そのため、国として全有人島の風土にあった「防災」の方針を立てるとしたら、島の数だけ多種多様にある「島の本質」を見極めることが重要です。そもそも「伊豆大島」がどういう島であるのかという「本質」も知らなければ本当の原因にはたどり着けず、根本的な解決や改善には至りません。」(引用:「離島経済新聞2013/10/27」)との記述がありました。

 横浜市内でも、埋立地、海岸地域、河川沿岸、斜面地、台地・・・と様々な地形を持ち、高齢者の多い地域、団地を始めとする集合住宅にお住まいの方々が多い地域など、それぞれに特徴があります。その特性のまさに「本質」を鑑み、防災について考えているのかどうか、私自身への問題提起だと考えます。
 一人一人の命と財産を守る政治は、そうした本質をとらまえ、地域に寄り添っていくものと改めて自覚させられる嵐の後でした。

 仁田まさとしは、地域を踏まえた防災対策に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.146 2013.10.20

市民活動支援センターを視察

 横浜市の市民協働条例が施行して半年が経ちました。
 市民や民間の団体等と行政が対等な立場で協力して事業を行う市民協働のルールを定めた市民協働条例の形成過程は、ニッタマガジン Vol.72、77でご紹介しました。
 2月の予算議会代表質問において私は、平成25年度を、「市民協働先進都市横浜」を目指し、本格的な市民協働の取組みが始まる「市民協働元年」にと訴えたところです。

 先日、市民活動を応援する市民活動支援センター(以下センター)を訪問しました。センターは「NPO法人市民セクターよこはま」によって管理運営されていますが、この運営も協働条例に基づく協働の事業として行われています。
 センターは、公益的な市民活動を支援するため、相談、拠点、情報、作業、参加の5つのメニューを備えています。
 その日センターでは、よこはま地域づくり大学校が行われていました。この大学校は、「住んでいてよかった」と思える地域を自分たちの手で実現するための学びあいの場です。これまで3期にわたり合計200名超の受講者が輩出されており、4期生が活動中です。
 コンサルタントによる講義、地域づくりを肌で感じる現地見学会、コーディネーターと学びの成果のまとめなどのカリキュラムが用意されています。

 着実に市民協働の取組み進んでいることを実感しました。
 興味をお持ちの方は、中区桜木町1-1-56みなとみらい21クリーンセンタービル TEL045-223-2666 にご連絡・ご来館してみてはかかがでしょう。

 仁田まさとしは、市民活動の振興に尽力します。

ニッタ マガジン Vol.145 2013.10.13

「チョイモビ ヨコハマ」がスタート

 先週に続き、10月から始まった事業の話題です。
 横浜市と日産自動車の協働による「チョイモビ ヨコハマ」というサービスが10月11日(金)から始まりました。

 軽自動車よりコンパクトな2人乗りの電動車両(車名:NISSAN New Mobility Concept)を、横浜駅からみなとみらい21や本牧エリアをカーシェアリングできるようするものです。超小型モビリティーを活用した大規模なカーシェアリングは国内初となります。
 この超小型モビリティーを利用するには、会員登録したのち、安全講習を受講し会員証の発行を受ける必要があります。利用するための手続きはスマートフォン等から行えます。
 カーシェアリングは、環境先進のヨーロッパで始まったものですが、会員間で特定の自動車を共同使用するサービスです。レンタカーより短い時間の利用を想定しており、今回のサービスも、利用料金は1分間で20円となっています。チョコット借りて、もとの場所でなくても好きなステーションに返却できます。
 約100台の車両が用意され、借りたり返却できるところは約70箇所が予定されています。

 私が平成23年度予算議会で、「横浜市は環境未来都市を目指すべき」と初めて主張し、その年の12月には国から「環境未来都市」の指定を受け、本格的な取組みが始まりました。今回の事業は、低炭素社会に向けた次世代交通の推進に大いに期待される実証実験となります。

 問い合わせ:チョイモビ ヨコハマ運営事務局 TEL0120-458-023
 専用サイト:http://www.choi-mobi.com/

 仁田まさとしは、低炭素型交通を推進します。

ニッタ マガジン Vol.144 2013.10.06

10月からも新たな事業が始まりました

 早いもので、今年も10月に入り、残り3か月となりました。1日から、横浜市でも幾つかの事業が始まりました。
 その中の2つの事業を紹介します。

 一つは、横浜市交通局が所管する桜木町駅、横浜駅西口など市内8か所のバスターミナルをよりよい環境にするため、清掃業務を障がい者施設に委託することになりました。バス停の時刻表の汚れを拭いたり、吸い殻空き缶などの回収を、障がいを持つ方々が週一回行います。
 障がい者の社会参加の機会を増やし、就労を促進することになり、今後の拡大が期待されます。
 この事業を提案したのは、ターミナルの汚れに注目し、障がい者の雇用促進を考えている交通局の職員の方々とのことです。意欲が感じられる頼もしいエピソードです。

 もう一つは、携帯電話などの小型家電を回収するモデル事業が始まりました。
 各区役所18カ所と資源循環局の各区収集事務所18か所の合計36カ所に専用の回収ボックスが設置され、30cm×15cmの投入口に入る、長さ30cm未満の小型家電に限ります。品目としては、携帯電話、ゲーム機、携帯音楽プレーヤー、デジタルカメラ、電気カミソリなどです。
 これは、この4月に施行された小型家電リサイクル法に基づき進められます。都市鉱山と言われるように貴金属やレアメタル等が使用済みの小型家電から回収、再利用されることになります。
 多くの皆様のご協力を宜しくお願い致します。

 仁田まさとしは、環境の課題に挑戦します。

ニッタ マガジン Vol.143 2013.09.29

世界最大級の音楽祭が横浜で

 横浜の秋を彩る音楽の祭典「横浜音祭り2013」が9月20日に始まりました。72日間にわたって321のプログラムが予定され、市内の様々な場所で、様々なジャンルの音楽イベントが開催されています。
 ディレクターを務める新井鴎※子洗足学園音楽大学客員教授は、「町中がまさに音楽のおもちゃ箱をひっくりかえしたような“お祭り”となり」それは、「青い海、小高い山、お洒落な町。この3つが揃っている横浜」だからこそ、ふさわしいと期待しています。

 昨年横浜では、「ダンス・ダンス・ダンスatヨコハマ2012」が行われ、あちらこちらでダンスイベントが繰り広げられました。今年は音楽、来年は現代美術展「横浜トリエンナーレ」が開催されます。常に市民が優れた文化・芸術に触れ、関心を寄せ、自ら体現する機会を持つことができる横浜を目指しています。

 ところで、日本の吹奏楽の発祥は横浜ということを御存知でしょうか?
 1869年(明治2年)に、中区の妙香寺で、イギリス陸軍軍楽隊長フェントン氏から軍楽を学んだことが、吹奏楽団創立の序となり、活動の緒となったとのことです。吹奏楽をはじめ音楽は、世界共通のコミュニケーションツールです。

 私は、初めてオーケストラの生演奏を聴いたときの感激は今でも忘れません。スピーカーからの集約された音にも感動しますが、それぞれの楽器が出す音がそれぞれの位置から聞こえ、すばらしハーモニーを奏でることで、作曲者の意図が迫ってくることを、実感しました。

 この祭典のサブタイトルは、“音楽の海へ”。
 多くの市民が、音楽の海に親しむことができ、市外からも多くの皆さまが来港し、街がにぎわい活性化するように願っています。

 仁田まさとしは、音楽の力に期待します。

 ※は、HTMLの文字参照に置き換えて表記しています。

ニッタ マガジン Vol.142 2013.09.22

生徒達の腕にオレンジリング

 先日、市立永田台小学校の5年生を対象に、認知症キャラバンメイトによる「キッズサポーター養成講座」が行われました。
 昨年、認知症サポーター養成講座が同小学校で行われたことは、ニッタ マガジン Vol.73でご報告しましたが、今年は、その模様を視察させて頂きました。

 午前中に映像を駆使した講座、生徒も参加して地域のみまもり隊など関係者による寸劇で、わかりやすく認知症について学んだとのこと。私が訪問した午後からは、感想文を書き、クラスごとにディスカッションが行われました。
 先生の呼びかけに、多くの生徒達の手が挙がり、その腕には受講の証としてのオレンジリング。
 「自分でできるか不安」「いつも学校帰りに気になっている人を見ているので勇気を出して声をかけたい」など、率直な意見や感想が発表されていました。生徒たちの意識にしっかり入っていることを実感しました。

 最後に、講師のキャラバンメイトの方より、「帰ったら父母、兄弟に話をして、何ができるか話し合ってみてください」との呼びかけがあり、終了しました。

 午後の視察の前に思いがけないことがありました。
 始まる前の控室に、個別支援学級(4・5組)の十数名の生徒たちが現れ、「生ごみワーストワン だっしゅつ大さくせん」と題する冊子を手渡されました。生ごみを少なくする色々な方法を自分たちで冊子にまとめ、啓蒙のために配り、たい肥化などの活動も行っているとのことです。

 感動の連続でした。

 仁田まさとしは、生徒たちの成長を応援します。

ニッタ マガジン Vol.141 2013.09.15

スクールランチも選択肢

 大雨、洪水警報も発令され、早朝より横浜市内は激しい雨となりました。近づいている台風18号は、あす16日の昼過ぎには関東地方を直撃することが予想されています。神奈川県内には各地の状況により大雨、洪水、波浪警報が出されています。今後の災害情報に注目して戴き、充分ご注意ください。

 さて、この10日より横浜市会の第3回定例会が開会しました。

 13日には一般質問が行われ、午後には私も議長席に座り会議を進めました。
 公明党横浜市会議員団を代表して望月議員が登壇し、11項目について林市長、岡田教育長に質問しました。

 その中で、これまで公明党横浜市会議員団がその実現を目指している市立中学校のスクールランチ方式による昼食について取り上げました。私達が導入を目指すスクールランチは、家庭弁当との選択制を前提に、栄養バランスに配慮した複数メニューから選べる昼食の提供です。
 林市長は、「スクールランチも選択肢の一つと考えられる。家庭弁当との併用で栄養バランスがとれ、メニューや量を選べるデリバリー弁当方式や近隣小学校の調理室を利用したランチ提供が可能かも含めて検討していく」と答弁し、中学校の昼食環境の整備に意欲を示しました。

 これまで私達は、補食としてのパンの自販機、校内弁当販売を進めてきましたが、何よりもスクールランチの導入を強く要望しています。教育委員会では、望ましい昼食のあり方が検討されていますが、いよいよ実施すべき段階である考えます。

 仁田まさとしは、市立中学校スクールランチの実現を目指します。

ニッタ マガジン Vol.140 2013.09.08

東京に決定しました!

 本日早朝、2020年オリンピック・パラリンピックの開催都市に、東京が選ばれました。前回の1964年東京オリンピックから56年ぶりの開催となり、同一都市での開催はアジアで初となります。

 戦後の復興間もない東京で開催された時には、高速道路建設、新幹線開通等ハードのインフラ整備にとどまらず、記録を速報するコンピュータ技術、選手村で提供される食材の冷凍食品、各国の選手や要人の警備システム等、社会インフラもこの大会で初めて整備されたことはあまり知られていないかもしれません。オリンピックというスポーツの祭典開催は日本にとっても、オリンピックの姿にとってもエポックメイキングとなるものでした。
 当時、私もまだ小学生でしたが、食い入るようにテレビで見た開会式で、抜けるような青空に描かれた5つの輪が、自分にも無限の可能性が広がっているのではとの不思議な感覚を覚えています。
 その時、ようやく日本の再建が示された瞬間だったのだと今振り返ると思います。

 7年後の日本はどうなっているのでしょうか?
 投票を前にした、IOCのジャック・ロゲ会長の、「開催は2020年です。7年後それぞれの都市にどうなっているかを考えて投票してください」という言葉は胸に響きました。福島の原子力発電所の事故はまだまだ終息していませんし、日常の生活を取り戻すことができない人々が未だ30万人近くいます。
 オリンピック開催へ向けた歩みが、この国のさらなる平和と安定に向けたものになるよう念願しています。

 仁田まさとしは、7年後の横浜に思いを馳せます。

ニッタ マガジン Vol.139 2013.09.01

あまり知られてない歴史

 「防災の日」である本日、横浜市総合防災訓練が行われ、41機関、約5,300人が参加しました。私も、マグニチュード8.1を想定した真剣な訓練を目の当たりにして、あらためて日頃の備えの重要さを痛感しました。

 大正12年9月1日の11時58分、マグニチュード7.9の大地震が発生し、横浜市では26,623人(全人口の6%)の死者行方不明者、市域の1/4が焼失するという災害史上最大の被害となりました関東大震災から、本日はちょうど「90年」となります。

 今般、関東大震災に関連した一つの歴史を知りました。
 当時横浜港が、外国航路船を係留する特定港だったことから沖合に停泊する船舶より目視による情報が打電され、太平洋を越えてアメリカ、ヨーロッパにほとんどリアルタイムに情報が届けられたことはあまり知られていません。
 その中継を取ったのが、東日本大震災の福島第1原発事故で全町避難を余儀なくされている現在の福島県双葉町にある磐城無線通信富岡局であった巡り合わせに胸が詰まります。
 関東地方に大地震発生の第一報をアメリカ向けに打電したのが富岡局で、この速報がアメリカを経由して全世界に配信されました。米村局長と職員一同が一丸となって、横浜沖に停泊中の船舶局が発信する情報の傍受、河北新報、茨城新聞等から得た情報を、一週間にわたり昼夜の別なく打電し、それが唯一の情報源となってアメリカを始めとして世界中に配信、報道されたそうです。
 ニュ−ヨ−クタイムス紙・ワシントンポスト紙で、そうした寝食を忘れて情報を送り続けた米村局長を「世界の歴史に、いつまでも、いつまでも記憶せらるべきK,Yonemuraという英雄」と絶賛したことが記録されています。このことが国内ではほとんど知られていないというのは大変残念なことです。

 10月14日まで、横浜都市発展記念館、横浜開港資料館、横浜市史資料室で、関東大震災に関連した展示が行われています。横浜みなと博物館では9月28日から展示会が実施されます。

 仁田まさとしは、埋もれる歴史に学び、未来を考えたいと思います。

ニッタ マガジン Vol.138 2013.08.25

8月に思うこと

 8月になると太平洋戦争にまつわる記事や番組等が多くなりますが、今年はいろいろ考えさせられる映画もありました。

 まず、宮崎駿監督の「風立ちぬ」です。零戦の主任設計者堀越二郎が、大量の燃料と重い機関砲を積み、小回りが効いてスピードもあり、長距離を航行できる戦闘機を開発せよという過酷な要求に応えることを軸に、様々な人間ドラマが描かれています。
 困難にあっても技術者としての才能と熱意が、零戦という世界の航空史上に名を留める戦闘機を生み出したわけです。しかし、人を心から愛し、ひたすら美しい飛行機を設計することに情熱を燃やした結果は、それが人の命を奪うものであり、平和をもたらすものではないと思う時、胸に去来するものは何か、私も技術者の端くれとして多くを考えさせられました。

 もう一つご紹介します。「疎開した40万冊の図書」というドキュメンタリー映画です。
 大戦中、文化を守るため、当時の日比谷図書館長中田邦造氏の指揮のもと、都立一中(現日比谷高校)の生徒らが日比谷図書館から蔵書を郊外に疎開させた実話です。私は、この事実を今回初めて知り、感動しました。
 疎開された書籍、資料の中には江戸城の造営設計図や歌舞伎絵図等、大変貴重な資料もあったそうです。
 8月15日に行われたトークショーでは、監督した金高氏が、「中田さんが守りたかったのは、本という文化に宿った多くの人々の命ではないだろうか」と語っています。
 この映画は、9月17日と10月15日に日比谷図書文化館、11月2日から都立写真美術館ほかで上映される予定です。

 人の叡智は無限だと感じます。それをどう活かしていくのか、技術者が誇りをもって一途に希望ある未来を切り開いていくことができるように、いにしえの歴史を憂いなく、子々孫々に継承していくことができる社会を守るのが政治家の務めと実感した夏の終わりです。

 仁田まさとしは、平和と文化を守ることに思いを馳せます。

ニッタ マガジン Vol.137 2013.08.18

市電保存館がリニューアル

 今年7月20日に、磯子区滝頭にあった「横浜市電保存館」の一部がリニューアルされ、オープンしました。

 横浜市電は、当初「ツノつき電車」と呼ばれ、「横浜電気鉄道」による社営で明治37年に神奈川〜大江橋間に開業、大正10年4月には横浜市営に移行しました。
 大正12年9月1日の関東大震災と昭和20年5月29日の横浜大空襲の2度にわたり壊滅的な被害を受けましたが、それぞれの懸命な復興事業と共に市電も息を吹き返しました。私の生まれた昭和31年には最盛期を迎え、利用者が1日あたり36万4千人と、非常に多くの利用者に愛される鉄道になりました。

 一方でモータリゼーションの波は急激に押し寄せ、市電が道路交通渋滞を引き起こすとも言われ、その役割は幕を少しずつ下ろすこととなり、昭和47年3月31日を最後に全廃となりました。
 通算70年間、明治、大正、昭和と3つの時代をはまっ子の喜びや悲しみを乗せて走り続けてきた、その姿を永久に保存するため、廃止直後の昭和48年8月に旧滝頭電車車両修理工場跡地に開館したのが、この市電保存館です。昭和58年に建て直され、今日のように市営住宅の1階で運営されています。

 この市電保存館は実車の展示場であることから、それぞれの時代を駆け抜けた貴重な交通資料を守る使命を担っています。車両もできるだけ当時の在りし日を再現していますし、市電の敷石による停留所も甦りました。
 市電は人にとても優しい交通です。現在の鉄道のようにホームまでの階段を上り下りすることもなく、気軽に乗降することができました。そして電気を動力にしているので、空気を汚さない環境にも優しい乗り物です。市電が走っている風景には、当時の横浜の街並みが映し出されています。
 常に新しい時代を走っている横浜ですが、その礎になっている先人たちのさまざまな困難を目の当たりに感じられると思います。

 仁田まさとしは、先達の困難に学びます。

ニッタ マガジン Vol.136 2013.08.11

災害情報が重要です

 立秋を過ぎ、暦の上では残暑のご挨拶となりますが、連日の猛暑・激暑に、皆様、体調等崩していらっしゃいませんでしょうか?

 暑さと共に懸念されるのが、西日本、東北地方を襲っている 「これまでに経験のない大雨であり、命を守ることを優先に行動してください」と報道されている豪雨です。台風と異なり、数日前からの予測が不可能で、突然に、しかも極めて局地的に降り出す大雨には驚かされます。
 横浜でも7月23日、夕立という表現がはばかられるほどの激しい雨となりました.市内は河川が多く、崖地を背負っていたり、海抜の低い場所に立地する住宅地も少なくありません。雨の降るたびに具体的な場所を思い起こしながら不安に思っておりました。

 こうした自然災害から命を守るためには2つの情報が必要です。
 1つは、常日頃から自分の住む場所にはどういう危険があるのか、避難する場所はどこかという情報です。
 もう1つは、実際に危険が迫っていることを知らせる情報です。横浜市には、土砂災害や河川水位情報から熱中症、高温注意情報等々市民の方々にタイムリーにお知らせするサイトがあります。
 その防災情報Eメールの新規登録には、下記メールアドレスへ空メールを送信しますと案内メールが届きます。 entry-yokohama@bousai-mail.jp 
 携帯電話で、「パソコンからのメールを受信拒否する」に設定にしている場合は、yokohama@bousai-mail.jpからのメールを受信できるように設定が必要です。

 仁田まさとしは、市民の命と生活を守るため全力を尽くします。

ニッタ マガジン Vol.135 2013.08.04

ランドマークタワーが20周年

 夏、真っ盛り。横浜のみなとみらい21地区も多くの来街者で賑わっています。
 この地区には1980年代まで、造船所、国鉄操車場、貨物線の駅やふ頭などがありました。その後、横浜六大事業のひとつとして「都心部強化」を目標に、「21世紀にふさわしい未来型都市」を目指して開発が進められました。

 横浜ランドマークタワーはそのシンボルとして建設され、1993年の7月16日に開業以来、今年で20周年を迎えました。
 低層部は商業、中層部はオフィス、高層部はホテルといった複合機能を併せ持ち、建物そのものが「まち」であるとの展開は、今でこそ全国に見られますが、その先駆けがランドマークタワーでした。

 ランドマークタワーの横に、かつて造船所のドックとして使用されていた「ドックヤードガーデン」があり、1997年に国の重要文化財に指定されています。
 ここでは、20周年を記念して日本初となる「180度体感型プロジェクションマッピング」が開催されています。
 プロジェクションマッピングとは、建物の形状にあった映像をプロジェクターで投影し、あたかも実際の建物が動いているような印象を与え、透けたりしているかのように見せることができ、仮想と現実が入り混じったような迫力のある映像を表現する技術の一つです。東京駅の壁面を利用して上映された際にはあまりに人が集まり過ぎて中止になったことも記憶に新しいところです。

 ペリー提督の横浜上陸、横浜三吉町(現:南区万世町)に日本初の石けん製造所が創業したことに由来する「しゃぼん玉」、日本初の鉄道開通などが壁一面、180度に映し出されます。
 是非、横浜の歴史に触れる夏の夜を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

 仁田まさとしは、光の芸術の振興に努めます。

ニッタ マガジン Vol.134 2013.07.28

参院選挙から横浜市長選挙へ

 ねじれの解消という結果の参院選から、一週間が経過しました。
 当日の8時過ぎに、御礼と勝利への確信を述べたニッタ マガジン(Vol.133)を送信するや否や、NHKが神奈川選挙区の佐々木さやかさんに当選確実を打ちました。選挙事務所には歓声が沸き、間もなく佐々木さやかさんが到着して“バンザイ”が幾度も繰り返されました。
 その後のマスコミからの佐々木さやかさんへの共同インタビューでは、心からの感謝と今後の公約実現への決意が述べられました。

 早速、佐々木さやかさんは「小さな声を聴く力」を発揮して、市内の特別養護老人ホームを訪問し、施設長や入所者から聴取し、今後の課題について意見交換しています。

 さて、この8月には横浜市にとって重要な選択が行われます。8月11日に告示され、同25日に投開票される横浜市長選挙が実施されます。

 この選挙にあたり公明党は、候補者として林文子市長を推薦しました。
 推薦の判断には、この4年間にわたる市政運営について十分な検証作業が行われました。その中で例えば、防災・減災対策、景気・雇用対策、子育て支援としての保育所待機児童対策、市立小中学校への空調施設整備、学校図書への司書の配置、小児医療費助成の拡充など、公明党の多くの提案を真摯に施策反映しているとの評価に至り、今後の重要テーマについて政策協定が結ばれ、推薦が決定されました。

 気になることがあります。
 “夏休み”をとられる市民が多い期間での選挙であることから投票率の低下が大変懸念されます。

 仁田まさとしは、投票率向上を推進します。

ニッタ マガジン Vol.133 2013.07.21

投票箱が閉まりました

 7月4日より行われました参議院議員通常選挙が本日投票日を迎え、20時をもって投票箱が閉じられました。

 今回の参院選は、経済の再生や東日本大震災からの復興を加速し、日本再建に進むために、安定した政権基盤ができるかどうかが、大きな焦点となりました。
 新たな連立政権の半年間でも、経済の好い流れが生まれ、その波をこれから中小企業に、地域に、家庭にと波及する必要があります。また、今なお多くの方々が仮設住宅にお住まいであり、大震災からの復興が、日本再建に繋がる取り組みが求められます。
 さらには、安定した政権にあって、“小さな声を聴く力”の公明党の存在が不可欠であることを、力の限り訴えてきました。国会と地方議員による全国3千名のネットワークにより市民の声を実現する公明党に共感を戴きました。

 神奈川選挙区の佐々木さやか候補も、猛暑の中、17日間を走り抜きました。駅頭・街頭で、商店街で、幅広い年齢層の方々から「佐々木頑張れ!」との熱い声援が寄せられました。

 選挙後の御礼を記すことは、公職選挙法により禁止されていましたが、先の法改正によりインターネット上では解禁されました。
 あらためて、党員、支持者、ご支援いただきました皆様に、衷心より御礼申し上げます。ただただ、感謝の思いです。

 間もなく、各地域で開票作業が始まります。
 神奈川選挙区の佐々木さやか候補をはじめ4選挙区の完全勝利、比例区の前回を上回る当選を確信しています。

 仁田まさとしは、お約束の実現に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.132 2013.07.03

いよいよ決戦です!

 明日7月4日は、参議院議員通常選挙の公示日となります。参院選の選挙方式は、神奈川県に一つ置かれ個人を選ぶ選挙区制と全都道府県を選挙区として個人または政党を選ぶ比例代表制からなります。

 公明党は神奈川選挙区に、新人の佐々木さやか党女性局次長・青年局次長を公認し、初挑戦します。
 佐々木さやかさんは、青森県出身の32歳。これまで弁護士として色々な案件に携わってきました。東日本大震災の直後に、ボランティアで法律相談に出向いた際に、立法の重要さを実感したことが大きな契機となり出馬を決意したとのことです。
 公明党神奈川県本部の「3.11を忘れない 防災・減災プロジェクト」の事務局長としても、既に実績を作り始めています。ニッタ マガジン Vol.130でご御紹介した通りです。
 5つのビジョンを掲げ、希望を持てる未来に向けて、変えられる若い力としての活躍が大いに期待できる佐々木さやかさんです。

 閉幕して間もない国会ですが、「生活困窮者自立支援法案」などの重要な法案が廃案になるなど、衆参の「ねじれ」により決められない政治の一幕となりました。是非とも、「ねじれ」を解消し、決められる安定した政治を取り戻さなければなりません。その安定の中には、「小さな声を、聴く力!」の公明党の存在が必要です。

 今般の公職選挙法の改正により、ネット選挙が解禁となりますが、メールによる選挙運動は、候補者と政党に限られます。
 私は、ホームページにより佐々木さやかさんの戦いを逐次お伝えすることとし、“ニッタ マガジン”は、しばらくお休みします。
 次に配信させて頂くときは、大勝利のご報告が出来ますよう、公示から17日間、全力で取り組みます。

 先週に続き申し上げます。
 仁田まさとしは、断固、勝ち抜く決意です。

ニッタ マガジン Vol.131 2013.06.30

フランス色に染まっています

 横浜では、6月1日から7月15日まで「横浜フランス月間2013」が開催されています。

 市内の美術館、アートスペース、レストランや企業等と連携しながら、映画、音楽、芸術、ダンス、グルメ等、子どもから大人まで幅広く、誰もが身近にフランスを感じ、交流を深めることができるプログラムがたくさん用意されています。
 例えば、港の見える丘公園にある大佛次郎記念館では、「いま昔 大佛次郎のパリ探訪」と題して、傑作「パリ燃ゆ」執筆に大きな役割を果たした1958年から61年のパリの様子を写真やエッセイで紹介しています。

 フランス月間は、約150年前、フランスと日本が友好を結んだ地が横浜であることに始まり、これまで両国が育んできた文化芸術、知的交流の歴史の延長線上にあります。
 Vol.128で、横浜市が「東アジア文化都市」に選定されたことを紹介しました。また、アフリカ開発会議(TICAD)では多くの市民がアフリカの様々な国の文化に触れる機会を持ちました。
 横浜は、国境や政治・経済、思想の違いを超えて様々な国の生活文化、芸術文化を寛容に受け入れ、それらに敬意を表する土壌が開港以来育まれています。それを下支えして下さる市民の皆様にあらためて感謝です。

 この「横浜フランス月間」が終わる頃、いよいよ参議院選挙が終盤の戦となります。
 党女性局次長の「佐々木さやか」さんは力強く、「私は、まだ経験も浅く、発展途上の段階かもしれません。しかし、まじめに生きる人たちが幸せになれる社会、正義が実現される社会を築いていきたいという気持ちは、誰にも負けないつもりです。これからが勝負です」と、ひた走っています。

 仁田まさとしは、勝ち抜く決意です。

ニッタ マガジン Vol.130 2013.06.23

申し入れ事項が前進しています

 毎日、政治活動に邁進している佐々木さやか党女性局次長を中心に行っている政府への申し入れが実を結んでいます。

 ここでは、その中の3つほどご紹介します。

 <違法ドラッグ対策>
 県本部「スクスク子育てプロジェクト」の佐々木さやかリーダーは、いわゆる脱法ドラッグ法が5月17日交付されたことにあわせ、5月28日、渡嘉敷厚労大臣政務官に、違法ドラッグ対策の強化を要望しました。これには、“夜回り先生”こと水谷修氏も同席しました。

 先週連絡が入り、この法律の施行日が、当初予定の11月1日から1か月早まり、10月1日からになったとのことです。

 <住宅用防火サッシへの対応>
 どうも、家屋の建築に必要なドア・サッシの価格が、防火性能を確保するため2倍前後に高騰するらしいとの、心配の声が寄せられていました。
 県本部「3.11を忘れない防災・減災プロジェクト」の佐々木さやか事務局長は、直接その声を伺い、4月25日、太田国交大臣に、混乱を招かないよう申し入れました。
 それを受け、5月8日には関連の協会へ国交省から通知が出され、協会加盟の各企業へ、新たな製品の置き換え時期等について十分な時間的余裕を確保し、パンフレットを作成するなど丁寧に説明することが要請されました。

 <原発避難者の高速道路無料化>
 同プロジェクトの佐々木さやか事務局長は4月11日、太田国交大臣に対して福島第1原発周辺から自主避難した母子・父子を対象とする「高速道路料金の無料化」の早期実施を申し入れ、5月大型連休前の4月26日から無料化が実現しました。
 神奈川県内にも多くの自主避難されている方々がおり、要望が佐々木さやか事務局長へ届いていましたので、その実現に喜びの声が寄せられました。

 仁田まさとしは、佐々木さやかさんと共に、市民の声の実現に努めます。

ニッタ マガジン Vol.129 2013.06.16

新たな挑戦を思い描く

 今日は、「父の日」です。
 母の日があるのだから、父に感謝する「父の日」があってもいいと、アメリカを起源に生まれたそうです。

 陰に日向に、家族のために尽くしてくれる母や妻に比べて、ややもすると父の存在は、薄くなりがちです。
 そんな父たちを俄然元気にさせたのは三浦雄一郎さんの、80歳7か月にしてエベレスト登頂の成功でした。それがいかに困難なことかは凡人には想像もつきませんが、まさに大偉業なのだと思います。私はそれ以上に、よわい80歳にしてなおエベレストの登頂に挑戦したいと思う冒険心、強い意志そして瑞々しい心のありように感動します。
 本年10月に102歳を迎えられる聖路加病院理事長の日野原重明先生は、「100歳なんて、まだまだゴールどころか始まりです(2011年10月4月朝日新聞)」と。今も患者さんと接する先生の名言に「人生とは未知の自分に挑戦すること」とあります。

 魚屋を営んでいた父との私の思い出での中に、幼少のころ、早朝に中央卸売市場に一緒に行った場面があります。仲買人からの仕入れが終わり食堂に入ると、大人がほおばる“卵かけごはん”がことのほか美味しそうに思えたことです。
 そういえば先日、党女性局次長の「佐々木さやか」さんがブログに書いていました。
 「私は、中小企業やそこで働く方々のためのお役に立ちたいと思うのは、来る日も来る日も、懸命に働いてきた父の姿が胸に焼き付いているからです。」

 チャレンジ精神に溢れ懸命に生きるお父さんたちに、「まだまだだな」と言われているようにも思えます。

 仁田まさとしは、そんなお父さんたちに負けず、新たな挑戦を思い描きます。

ニッタ マガジン Vol.128 2013.06.09

「東アジア文化都市」の候補都市に決定

 中国、韓国、日本の3か国で、2014年から「東アジア文化都市事業」が始まり、第1回目の国内候補都市に横浜市が選ばれました。

 欧州では既に1985年から「欧州文化都市」が始まり、EU加盟国が都市を選定し、1年間にわたり集中的に各種の文化事業を展開してきました。85年の第1回目はアテネで開催されています。
 回を重ねるごとに単なる文化事業だけでなく、観光客の誘引など経済効果も大きい事業として注目されるようになりました。

 東アジアにおいても長年「文化都市事業」は検討され、ようやく2014年に日中韓の都市で第1回目を迎えることとなりました。本年中に開催される日中韓文化大臣会合で、中国・韓国から提案される文化都市とともに正式決定され、2014年1月〜12月に開催されます。
 選定基準をみると、「東アジアとの文化交流、文化都市、創造都市としての施策展開の実績及び今後の計画、実施される事業の内容等を考慮して」と、あります。
 この基準に照らし、事実上の決定となる国内候補都市に「横浜」が選ばれたことは非常に名誉なことです。
 2014年の開催に向け準備が進められている横浜トリエンナーレに加え、様々な文化芸術イベントが企画されます。これを契機に文化の可能性が広がり、都市整備や経済発展にも波及することが期待されます。

 日本と中国・韓国が、文化の力で相互理解が促進され、東アジアの多様な文化の国際発信力が強化されるとの事業の目的に、希望が湧きます。

 仁田まさとしは、「東アジア文化都市」事業の促進に努めます。

ニッタ マガジン Vol.127 2013.06.02

横浜開港とアフリカ開発会議

 6月2日の今日は、開港記念日です。14時からは開港記念式典が横浜みなとみらいホールで開催されました。

 その記念すべき時を前後して、第5回アフリカ開発会議(TICAD V)がパシフィコ横浜で開催されています。

 5月31日には、横浜市会の本会議場で、ベナン共和国のゾマホン駐日特命全権大使(テレビで有名です)が講演を行い、私は閉会の辞としてお礼を述べました。

 今回のアフリカ開発会議の意義は、政府によるアフリカ諸国への支援とパートナーシップを確認するにとどまらず、日本企業がアフリカの国々とどう関わっていくのか、互いにウィンウィンの関係を構築することができるか等をじっくりと議論する機会になりました。
 日本の高い技術力を活かした支援は継続しながら、アフリカの若者たちがインターンとして日本企業で働く機会を積極的に提供するなど教育にも力を入れることを約束しました。

 アフリカには2人の女性大統領が誕生し、今回は特に女性政治家や企業家の来日が注目されています。サイドイベントに参加しても女性の活躍が目立ちます。安倍総理主催のレセプションで、日本の環境技術への期待を語りかけてきたブルキナ共和国の環境大臣も女性でした。
 どんな困難な状況にあってもそれを乗り越えようと力強く生きているアフリカ女性パワーに、あらためて経済の発展は女性の双肩にかかっているとも感じます。

 154年目の開港の日、新たな時代への光を感じる会議となりました。

 仁田まさとしは、人類発祥の地アフリカの発展に期待します。

ニッタ マガジン Vol.126 2013.05.26

保育所待機児童ゼロに大きく貢献

 3年前の横浜市保育所待機児童数がワースト1位の1,552人から、この4月1日に0人となったことが発表され、大きな反響を呼んでいます。

 では、「横浜方式」とはどのような施策なのでしょうか。簡単に言えば、保育所整備だけでなく様々な保育資源をフル活用して就労形態にあった多様な保育サービスを提供する取り組みです。

 中でも「保育コンシェルジュ」が頻繁に報道されています。ホテルの中には、様々な相談を受ける「よろず承り係」の“コンシェルジュ”がいますが、まさに「保育コンシェルジュ」とは、保護者のニーズに沿った保育サービス情報を提供する専門相談員です。2011年2月に3区でモデル配置され6月から全18区に拡大されました。
 私は、2010年2月の予算代表質疑で、「さまざまな保育サービスの量と種類が拡充されていく中で、(中略)利用者が適切に選択できるような仕組みや啓発を考えるべき」と、その原型を林市長に提案しました。その6月には公明の高橋議員が「保育コンシェルジュ」を主張し、翌年に実現しました。
 しかし、3年間限定でスタートさせたことから、今年度までとなります。そこで、5月23日の一般質問で斎藤真二議員が継続を主張し、林市長は、「今後も継続する」と答弁しました。

 また、「横浜方式」の特徴には、横浜市独自の基準で認定する「横浜保育室」の利用拡充がありますが、この「横浜保育室」を提案したのも公明党横浜市議団です。
 その他、延長保育、休日保育、幼稚園の預かり保育、家庭的保育事業などを推進してきました。

 今回の待機児童ゼロという結果は、公明党横浜市議団の取組みが大きく貢献したものと考えます。

 仁田まさとしは、子どもの幸せと子育ての安心が確保される社会を目指します。

ニッタ マガジン Vol.125 2013.05.19

横浜市会の定例会が始まりました

 5月14日、横浜市会の平成25年第2回定例会が開会し、本会議において、私は、第54代の横浜市会副議長に選任されました。
 その責任の重さに身の引き締まる思いであり、公正かつ円滑な議会運営に努めてまいります。

 就任後の記者会見で私は、?目前の第5回アフリカ開発会議で横浜の国際都市としての位置を確固たるものにできるよう、?市民ニーズが多様化・複雑化する中で真に求められる政策を打ち出せるよう、?市民から信頼され期待される開かれた議会になるよう、などに取り組むと抱負を述べました。

 議長には、自民党所属の佐藤祐文議員が選任されました。佐藤議長とは平成7年に初当選した同期として議会で活動して来ましたが、副議長としてしっかり議長を支えられるよう努めたいと思います。

 今定例会では、議員提案による議案が2本提出されました。
 一つは、「横浜市民の読書活動の推進に関する条例の制定」、もう一つは、「横浜市災害時における自助及び共助の推進に関する条例の制定」という議案です。
 その他、市長提案による43の議案がこれから常任委員会に付託され審議されることになります。

 17日の本会議で初めて議長席に座り、議事を進めました。とても緊張しましたが、これからも真剣に臨んでまいりたいと思います。

 仁田まさとしは、真摯な思いで議会に臨みます。

ニッタ マガジン Vol.124 2013.05.12

横浜アフリカ月間が始まっています

 今年の6月1日から3日に、第5回アフリカ開発会議が横浜で開催されます。アフリカの国家元首・首脳級や国際機関の代表による、アフリカの開発をテーマとする国際会議で、日本の外交史上類を見ない大規模な国際会議になることと思われます。

 この会議の直前約1か月間の5月3日から6月9日までを、「横浜アフリカ月間」として、この月間を中心に、市民がアフリカを身近に感じていただけるよう様々なイベントや企画が展開されます。

 例えば、「レッドカップforアフリカ」キャンペーンでは、参加店舗で買い物や食事をすると、食料欠乏国への支援を行っている国連WFP(世界食糧計画)のアフリカにおける学校給食支援を応援できます。
 一つの学校が一つの国と交流する「一校一国運動」、地下鉄の「一駅一国運動」、郵便局で「一局一国運動」も行われています。
 5月30日から6月2日まで、パシフィコ横浜で「アフリカン・フェア2013」が行われ、アフリカの産品やビジネス情報が紹介されます。
 横浜人形の家も、アフリカの人形たちが歓迎してます

 また、横浜の長濱検疫所に従事していた野口英世博士の名を冠した「野口英世アフリカ賞」の授賞式も会議期間中に行われます。この賞は、アフリカでの感染症対策等の研究や医療活動で功績を遂げた人を顕彰するものです。

 かつて私は横浜市会の本会議で、アフリカ開発会議の開催にあたって、横浜とアフリカの青少年がともに成長できる契機となるよう取り組みを求めました。
 横浜がアフリカでいっぱいになるこの月間を契機として、アフリカとの交流が推進されることを願っています。

 仁田まさとしは、横浜の国際貢献を推進します。「母の日」に思いを馳せつつ。

ニッタ マガジン Vol.123 2013.05.05

環境への取り組みもバトンタッチ

 今日の報道に、嬉しい記事がありました。
 宮城県名取市の「ゆりあげ港朝市」が4日、港での営業を再開したとのこと。昨年の3月11日、私は閖上(ゆりあげ)地区に出向き、陣頭指揮で頑張っている三浦組合長らと意見交換しました。少しでもお役に立てればと、市内の新一年生に学用品をお届けしたことも昨日のことのように思い起こされます。
 東日本大震災からの再建がさらに加速されますようお祈り申し上げます。

 さて、この1日、公明党副代表の松あきら参院議員と佐々木さやか党女性局次長(参院選予定候補)が、横浜市のみなとみらい21地区にある国際熱帯木材機関(ITTO)の本部を訪問し、エマヌエル・ゼ・メカ事務局長と面談しました。

 日本で使用される建築資材などの木材の多くは、熱帯地域の森林を資源としており、生活と社会経済の発展に必要不可欠となっています。
 一方で森林資源の維持・保全も重要な取組みです。熱帯木材の生産国と消費国をあわせて60か国がITTOに加盟し、持続可能な経営と利用に向けて国際協力を推進しています。

 ゼ・メカ事務局長からは、持続可能な熱帯林経営への日本の支援を期待する旨の話があり、松あきら参院議員は、公明党の環境問題への取組みの経緯を説明し、今後もITTOとも連携し環境問題に力を注ぐと応えました。そして、「これから、佐々木さやかさんが引き継いで取り組みます」と紹介しました。
 佐々木さやかさんの国際機関との連携の一つが始まります。

 6月1日〜3日に横浜市で開催される世界最大級の国際会議である「アフリカ開発会議」(TICAD)でもITTOは、3つのプロジェクト案を提言する予定とのことです。

 私はゼ・メカ事務局長に対し、ITTOが進める環境教育の重要性を認識し、その活動の推進と市民への広報を横浜市会公明党が積極的に取り組むとの決意を述べました。

 仁田まさとしは、環境教育を推進します。

ニッタ マガジン Vol.122 2013.04.28

外国客船の日本発着が増えました

 今日は、少し歩くと汗ばむくらいとても暖かな、雲一つない一日でした。昨日に引き続き地域を歩き、ご意見を伺いました。お世話になりました皆様に感謝申し上げます。壮年パワー全開!でした。

 横浜の港には、抜けるような青空がとてもよく似合う、大さん橋国際客船ターミナルがあります。2万トン級のにっぽん丸や5万トンの飛鳥llから7万トンを超える外国客船など、連日、数々の客船が勇壮な姿を見せています。横浜港はこの10年間、客船の入港数が日本一を維持しています。

 昨日、「サン・プリンセス」という外国客船が出航しました。このたび外国客船史上最大数となる日本発着の航路が組まれ、そのスタートとなるものでした。出航前夜となった26日にはオープニングセレモニーが開催され、横浜市会経済港湾副委員長として、私も出席させて頂きました。セレモニーでは、クルーズの中で募った寄付金を、東日本大震災後の子ども達を支援するNPOへ寄贈することが決まり、その調印式も行われました。約2千名の 客数を収容可能な船内は、迷路のようでもありました。

 最近では、比較的安価なクルーズも発売されるようになり、身近になってきているとも感じています。私も一生に一度はと夢だけは見ています。

 一隻が入港すると経済効果は億単位との試算もあります。横浜市歌に詠われている「今はもも船、もも千船」の中に、客船が行き交う景色も横浜らしいものです。

 仁田まさとしは、横浜港の発展に努力します。

ニッタ マガジン Vol.121 2013.04.21

全国遊説第一声をネットで生中継

 昨日からの雨に、何とか今朝は止まないものかと願っていましたが、残念ながら降水確率60%のまま。降りしきる雨の中、本日午前10より横浜市内で公明党街頭演説会を開催しました。
 雨もさることながら4月には珍しいくらい寒い中、足を止めて戴いた方、ご参集戴いた方々に心から感謝いたします。

 7月予定の参議院議員選挙まで3か月となりました。公明党の山口那津男代表を迎えての本日の街頭演説会は、その参院選に向けての全国遊説第一声として開催しました。

 この19日には、公職選挙法が改正され、インターネットを活用した選挙活動が行われることになりました。本日の街頭演説会もその先駆けとして、ニコニコ動画の公明党のチャンネルが開設され生中継されました。この生中継には2,600人を超える来場者、8,900件を超えるコメントが寄せられました。
 開会前に街宣車の中で、山口党代表がインタビューを受ける場面が配信されました。するとすぐに「街宣車の中でのインタビューは珍しい」「選挙カーってこういう構造なんだ」など、瞬時の率直な反応もありました。

 上田勇県代表から冒頭挨拶の後、予定候補の佐々木さやか党女性局次長から決意が述べられました。
 その中で、佐々木さやかさんは、目指す国造りに5つのポイントがあると、「女性が生き生きと輝く社会を」などの5項目を示しました。

 最後に、山口党代表が挨拶。
 連立政権の取組みの信任をかけ、ねじれの解消に取り組むとし、「安定は希望です」と力強く主張しました。本物の安定は、生活の現場に足場を置く公明党の政策実現であると、公明党への支援を訴えました。
 そして、佐々木さやかさんに期待をと結びました。

 司会進行を務めた私は、終わってみると背広の重さが倍になっていました。

 仁田まさとしは、参院選挙の大勝利に向けて全力で取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.120 2013.04.14

太田国交大臣が横浜港を視察

 昨日の早朝、18年前を思い起こさせる淡路島での震度6弱の地震発生のニュースが飛び込んで来ました。骨折された方がいるとの一報を聞き、どのような被害状況なのか心配しましたが、23人が重軽傷を負ったとのこと。1200戸余の住宅が損壊、液状化や地盤沈下、水道管の破損などの被害が報告されています。
 被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。あらためて、自助・共助の備えを心がけたいと思います。

 そのニュースに接した時、「今日は困難かも知れない」と瞬間に思いました。それは、太田昭宏国土交通大臣が、横浜港を視察する予定となっていたからです。
 しかし、予定通り、太田大臣は来浜することができました。そのために、早朝から様々な指示を出されて来られたとのことです。

 11時15分に、南本牧ふ頭のコンテナターミナルで林横浜市長、藤木幸夫横浜港運協会会長らが出迎えました。上田勇衆院議員とともに、私も同行し、会議に臨みました。「国際コンテナ戦略港湾」をテーマに、国交省と横浜市から取組み概要が報告された後、国内最大級のコンテナターミナルなどの視察に移りました。

 続いて太田大臣は、練習帆船「海王丸」の遠洋航海出港式で訓示を行った後、港湾運送事業者で構成される横浜港運協会を訪れました。
 そこでは、藤木会長から国への要望書が提出され、懇談的に意見交換が行われました。太田大臣は、「現場には、具体的な優先順位が大事である」と述べ、実情について闊達な会談となりました。

 横浜港による、市内の所得・雇用の創出効果は直接間接合わせて3割を超えており、横浜経済にとって極めて重要な位置にあります。

 仁田まさとしは、横浜港の発展に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.119 2013.04.07

桜とハナミズキの友好・親善

 私の地元である横浜市南区では、大岡川沿いの約300本の桜並木が名所となっています。今年は、開花が早く、春の嵐にも会い、すでに葉桜となっています。今日、地域を回る中、あるお宅の庭にとてもきれいに咲いている八重桜に巡り合いました。そこのご主人に伺うと、それでも例年より2,3週間ほど早咲きとのことでした。

 今から100年前に、日本から米国のワシントンDCに桜が寄贈されたことは有名です。1912年に友好・親善のために寄贈された桜は、ポトマック河畔一帯に植樹され、今は世界的な桜の名所になっています。
 その桜の寄贈を提唱したのは、現在は横浜外国人墓地に眠る、米国人紀行作家エライザ・R・シドモアさんです。シドモアさんをはじめ多くの皆様の尽力により、横浜港から船で桜が米国に渡ったのです。

 米国政府は、日米桜交流100周年を記念して日本国民への返礼としてハナミズキを送るプロジェクト「友好の木−ハナミズキ イニシアチブ」を進めています。このたび、深いつながりのある横浜に、100本のハナミズキが米国から贈られることになりました。
 そのハナミズキが、かつて米軍住宅エリアであった中区の本牧山頂公園に植樹されることになり、去る3月29日に植樹式が挙行されました。
 植樹式では、ジョン・ルース アメリカ合衆国特命全権大使より林横浜市長に目録が贈呈され、代表による植樹が行われました。私もスコップを持ち、友好・親善の心を込めて土を盛りました。その後、地元の保育園児らによる水遣りが行われ、子ども達とルース大使との和やかな交流ともなりました。

 仁田まさとしは、これからも国際友好に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.118 2013.03.31

「横浜人形の家前」に名称変更されました

 中区山下町に横浜人形の家があります。その前にある市営バス停留所の名称が、3月30日より、これまでの「山下ふ頭入口」から「横浜人形の家前」と変更になりました。

 横浜人形の家は、1986年に開館し、世界141か国・1万4千点の人形と人形に関する資料が所蔵されています。常設展示室には、世界の民族人形、人間国宝・平田郷陽の作品や江戸後期以降のからくり人形などが展示されています。今月3日の桃の節句や5月の端午の節句には貴重な雛人形や凛々しい五月人形が展示されるなど、企画・イベント・トピックス展示も行われます。4Fにあるあかいくつ劇場では影絵や人形劇なども催されます。

 昨年の10月5日に行われました横浜市会決算第二特別委員会における文化観光局の審査で私は、この横浜人形の家を取り上げました。来館者数も開館当初の年間70万人から22年度には16万人に減少しています。また、貴重な人形の収蔵にも温湿度管理が不十分など設備面でも課題がありました。
 これらの指摘やその改善に向けての提案を行いましたが、その中で、隣接するバス停留所の名称を「横浜人形の家前」に変更する検討を主張しました。
 これに対し文化観光局長は、集客にもつながることから、交通局と調整すると答弁されました。

 そして今回、バス停留所の名称変更となりました。

 今年の6月には、最大級の国際会議であるアフリカ開発会議が横浜で行われますが、そのアフターコンベンションとして多くの賓客が訪れることを期待したいと思います。
 是非皆様も、山下公園の前にある横浜人形の家で世界の人形をご覧頂ければと思います。

 仁田まさとしは、これからも文化施設の充実に努めます。

ニッタ マガジン Vol.117 2013.03.24

いよいよ採決です

 一気に桜が開花しました。四季を愛でることのできる日本の素晴らしさに感動します。

 さて、これまで創造都市、防災・減災、環境未来都市と、3回にわたり予算代表質疑の報告をさせて頂きました。4回目は、いじめの問題です。

 いじめを苦に尊極の命が失われるという、あってはならないことが起きています。昨年7月23日には、公明党横浜市会議員団として「いじめ防止対策の強化を求める要望書」を山田教育長に提出するなど、対策強化を訴えてきています。今回の代表質疑でも取り上げ、子ども達の笑顔と歓声があふれ安心して生活のできる横浜、いじめのない横浜への新たな取組みを求めました。
 教育長は平成25年度に、「『保護者向けリーフレット』を作成し、市立学校の全ての保護者に配布」し、「『教職員向けいじめ防止マニュアル』を作成し、市立学校全校に配布してまいります」と方針を示しました。
 いじめに特化したリーフレットの保護者への配布ははじめてのことであり、教職員向けのいじめ防止マニュアルを作成するのは約17年ぶりです。
 社会全体で、いじめ根絶に取り組みたいと思います。

 今回の予算代表質疑では、これまでの報告に加え、市民協働先進都市に向けて、市内経済の活性化、保育や児童虐待など子育て支援、急性期と慢性期病院との連携や在宅医療の充実などをとりあげました。

 2月26日の予算代表質疑から、約1か月の委員会審議を経て、いよいよ明日は予算案について、予算特別委員会での採決、明後日は本会議での採決が行われ、新年度を迎えることとなります。

 仁田まさとしは、政策実現に向け不断の努力を尽くします。

ニッタ マガジン Vol.116 2013.03.17

未来志向の都市モデルを

 2月27日から3日間、東京ビッグサイトで「スマートエネルギー展」が開催され、海外の443社を含む1,585社が出展し、88,000人を 超える来場者とのこと。私も短時間でしたが視察しました。昨年より内容も規模も拡大していることを実感しました。水素・燃料電池、太陽光発電、スマートグリッドなど、エネルギーに関する技術革新は目覚ましいものがあります。

 私は、一昨年の予算代表質疑で「環境未来都市」について国への応募を促し、その年の12月に選定。昨年の予算代表質疑ではモデル的事業で成功事例を市民に見える化すべきと主張し、「みなとみらい2050プロジェクト」がスタートします。
 今年の予算代表質疑では、市民生活の小さな変化をとらえて「これが環境未来都市の取組み」「変わり始めた」ということを市民に実感してもらうことが必要と訴えました。

 林市長は、環境未来都市のねらいは、「今までにない都市の姿を具現化することによって、市民の意識や生活までもが、未来志向に変わるきっかけをつくること」であり、今までにない利便性や快適性を実感できることが必要と答弁しました。
 また、これから期待される、家庭用のエネルギー管理機器(HEMS)を活用した高齢者の見守りや健康管理などのサービス提供、超小型電気自動車や燃料電池自動車が街中を走り回る姿などを市民にわかりやすく示すことが必要と述べました。

 私は昨年より、南区の新区総合庁舎こそ環境未来都市にふさわしいものにと訴えていますが、林市長は、近隣の市大センター病院と連携した一括受電、エネルギー管理機器のBEMS(Building and Energy Management System)、高効率なコジェネレーションの導入を、27年度移転に向け検討することを表明しました。

 今週は、何やら難解な用語が並び、すみません。

 仁田まさとしは、未来志向の都市モデル構築に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.115 2013.03.10

防災・減災に新たな取組み

 東日本大震災が発生してから、明日で2年目を迎えます。
 あらためて、犠牲になられた方々に哀悼の意を奉げますとともに、復興が進み被災地が「福光」につつまれますことをお祈り申し上げます。

 今週は「防災・減災」に関する代表質疑についてご報告します。私の提案に対し、林市長は3つの新たな取り組みを表明しました。

 横浜市は、25年度に地震防災に関する市民憲章を策定し、減災パンフレットを全世帯に配布します。とても重要ですが、最も大切なことは、市民が減災に向けて具体的に行動して戴き、“いざ“に備えることです。昨年から私は、防災・減災には自助・共助が重要であることを啓蒙する運動を行う中、行動を起こして戴く困難さも感じています。
 そこで私は、減災行動の具体化には、それを推進する地域の防災リーダーが必要と考え、その育成を提案しました。
 市長は、リーダーの存在が重要として、新たな仕組みづくりを検討すると表明しました。

 二つ目は、被災地の復興支援です。横浜市では多くの職員を派遣するなど、被災地支援を行っていますが、そのとりまとめが総務局と政策局にわかれるなどバラバラであると指摘しました。
 市長は、情報を一元化し、関係局が連携して効果的な被災地支援を行うと答弁しました。

 三つ目は、がけ地の防災です。地元横浜市南区内でも崩落が起こっており、現在の横浜が持つ施策の効果的な活用を図るべきと訴えました。
 市長は、地質の専門家による安全評価や、がけの現状に応じた改善工法の助言を行う等を加え、総合的に展開する仕組みづくりを進めると述べました。

 仁田まさとしは、横浜市の防災・減災と被災地の支援に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.114 2013.03.03

「創造都市」をご存知ですか?

 2月26日、横浜市会の本会議が開かれ、平成25年度予算案に対する代表質疑が行われました。
 公明党横浜市会議員団を代表して、私が登壇し、10項目にわたり市長並びに山田教育長に質問しました。3月26日の採決まで、連日闊達な議論が展開されます。本日から4回のマガジンで、代表質疑の概要をご報告させて戴きます。

 今週は、「創造都市」について取り上げます。
 「横浜市が『創造都市』に向けて取り組んでいることを知っていますか?」この一か月、私はこの質問を出会う人にできるだけ聞いてみましたが、ついぞ内容を把握している方にめぐり会うことはなく、ほとんどの方は名称さえご存知ありません。 しかし、横浜が目指すべき夢と希望のある都市の姿だと、私は思っています。

 横浜が実現を目指す文化芸術創造都市は、文化芸術の持つ創造性を生かし、経済振興、まちづくりを一体で取り組む都市です。今、横浜には1,000名を超えるクリエーターやアーティストが集まって活動するようになりました。私から見ても創造性(時に不可解なものもありますが)に富む活動をしています。しかし、残念ながら、経済の振興には結び付いていません。
 事例を紹介します。「ル・クルーゼ」は、世界的に支持されているホーロー加工鍋メーカーですが、フランスのパリから車で2時間ほどの小さな村にあります。1925年の創業以来、飛躍の時代を遂げる要因が2回あり、どちらも、才能あるデザイナーとの出会いでした。

 私は、横浜市の文化観光局と経済局、都市整備局等が一体になり「創造都市」の形成に取り組むべきと主張しました。市長は、「アーティストやクリエーターの柔軟な発想を積極的に活用できる場をつくっていきたい」と答弁されました。

 創造性あふれる製品が、この横浜から続々と船出することを期待しています。

 仁田まさとしは、「創造都市」の構築に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.113 2013.02.24

危険な段差が改善

 今週は、危険な段差の改善について2題ご報告致します。

 一つは交差点の段差です。
 横浜市中区桜木町から戸塚区名瀬町を桜木東戸塚線という幹線道路が結んでおり、平戸桜木道路と親しまれています。
 その沿線に南区六ッ川1丁目、2丁目、3丁目が接する交差点があります。その交差点内の横断歩道に面する歩道が切り下げられておらず、そこを避けるように歩行者がさらに交差点内側に立って信号を待つことから、車との接触の可能があり危険ですと、昨年、地域の方から指摘を戴きました。
 早速、現地を調査すると、横断歩道を渡る際、車道と歩道の20?ほどの段差を降りることになるという状況がわかりました。南土木事務所に改善を要請し、やっと工事が完了するところとなりました。
 先日、地域の方からも感謝のご連絡も戴きました。

 もう一つは、トイレ内の段差です。
 様々な活動に使用される南公会堂のトイレ内に段差があり、先日、「つまづきました」と利用者から指摘を戴きました。あらためて現地を確認すると、“思いがけない”ところに10?ほどの段差が5mほどの幅でありましたので、管理者に改善を要請。段差部分にラインが敷かれるとともに注意喚起の表示が掲示されました。

 まだまだ気づかない危険な段差があるかと思います。

 仁田まさとしは、安全なまちづくりを推進します。

ニッタ マガジン Vol.112 2013.02.17

喜びの声と無念の訴え

 2月14日のバレンタインデーに、どんなチョコレートより嬉しいFAXを戴きました。南区内のある急坂の階段について、改修工事が2月1日より始まり月末には完了する見込みとの地域の方からの報告です。
 一昨年の夏、急坂周辺の皆様からご要望を戴き、早速、土木事務所の関係者と現地を調査しました。かなり大規模な改修が求められることから、次年度の予算で実施するよう要請。設計にも工夫が必要かと思っていましたが、要請から1年半後の今月にやっと始まりました。
 FAXの文面には、感謝の意とともに、「雨の日、雪の日、安心して歩けるようになります。」と添えられていました。

 翌日は、5年前に大事な長男を小児がんで亡くされたご両親から、話を伺いました。
 20時間にも及ぶ大手術が成功に終わり、帰宅もできるように回復。しかしその後、体調が思わしくなく、再入院。検査の結果、初期の検査と診たてが不十分であったためか、別の病名がつく小児がんであったことがわかり、残念なことに高校生という若さで命を絶たれてしまいました。ご両親の無念さはいかばかりか。麻痺が激しくなったころに認めた凛とした文字を拝見し、心に激痛が走りました。
 年間2,000人を超える子どもが新たにがんと診断されています。ご両親からは、医療体制の充実、特に小児がん拠点病院の拡充と医療・検査技術の向上について訴えがありました。あまりにも大きな課題です。

 仁田まさとしは、皆様の声を全身全霊で受けとめたいと念じています。

ニッタ マガジン Vol.111 2013.02.10

遊休の教育施設が地域の広場に

 横浜市南区にある市立平楽中学校の旧第2グラウンドが、「まちのはらっぱ」として整備されました。

 平成21年の春に地域の町内会役員の方から、使用されていないグラウンドを、災害時の「いっとき避難場所」など地域で有効に活用したいとの相談を戴きました。
 早速、教育委員会に管理状況を確認すると、中学校での活用は終えており遊休の状態にあることがわかりました。そこで、地域で活用したいとの意向を伝え検討を要請したところ、教育委員会所管の財産から、普通財産への移管が必要とのこと。しかも、まずは庁内で使い道がないか各局に照会をかけますとの回答でした。早急な検討を要望し、その結果を待ちました。
 しかし、なかなか方向が示されず時がたつばかり。相談を受けてから2年余が経過して、やっと市では活用の可能性がないとの結論。それではと思いきや、所管替えの手続きにまた時間がかかり、やっと普通財産として市財政局へ。さらに、地域で活用するため南区が土地利用承認を受ける手続きが進められました。
 これらの経過を経て、南区と地元管理運営委員会で使用する覚書を締結するとともに地域との協議を踏まえ、門扉やフェンスなどが整備されて、本年1月10日より「八幡町ふれあい広場」として利用が始まりました。

 要望を戴いてから3年9か月。
 思いのほか長い道のりでしたが、地域の皆さまと粘り強く取り組み、利用が開始されたことは、防災にも役立ち嬉しい限りです。

 仁田まさとしは、地域の声の実現に取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.110 2013.02.03

地震防災戦略の素案や予算案に公明党の提案が反映

 未曾有の大災害となりました東日本大震災から間もなく1年と11ヶ月が経過します。この間、横浜市においては抜本的に被害想定が見直され、それに基づいて減災目標が設定されました。
 このほど、その目標を達成するための具体的なアクションプランとなる「横浜市地震防災戦略」の素案がまとめられました。

 地震被害は元禄型関東地震を対象に、津波被害は慶長型地震を対象に被害を想定しています。
 死者数は約3,260人と想定されますが、これを半減し約1,630人に、避難者は約577,000人を40%減少し約230,800人に、全壊や焼失による建物被害は約112,000棟から半減し約56,000棟に抑えることを基本目標としています。また、災害が起きた時の混乱を抑え、被災者支援と早期の復興を図ることも目標としています。

 この戦略の中には、公明党横浜市会議員団が主張・提案してきたことがいくつか具体的に反映されています。ニッタ マガジン Vol.91でもお伝えした道路の路面下にできた空洞の調査を実施することや、緊急輸送路の安全確保のための橋梁の耐震補強などが盛り込まれています。また、議員団で損傷状況を視察した新港ふ頭の9号岸壁の耐震岸壁改修事業も計画に入っています。
 これらの地震防災戦略における平成25年度の関連事業費は約1,200億円にのぼります。

 この戦略の裏付けともなる、平成25年度の横浜市予算案が1月31日に発表となりました。2月1日に横浜市会本会議が開催され、続いて局ごとの予算研究会が始まりました。これまで公明党横浜市会議員団が要望してきたことが随所に反映された予算となっています。総計3兆4千億円余にのぼる予算の審議がこれから始まります。

 仁田まさとしは、予算議会に全力を尽くします。

ニッタ マガジン Vol.109 2013.01.27

対話に対話を重ね

 本年は、横浜市と中国の上海市が友好都市提携を締結して40周年を迎えます。1972年9月の日中共同声明調印の翌年11月に提携してからこれまで両市は友好を深め、2010年には上海市内で横浜ウィークが開催されています。
 昨年は、日中国交正常化40周年という節目でありましたが、領土問題を契機とした中国との関係悪化には、とても心が痛みます。

 この25日、公明党の山口代表は、北京市内で中国共産党の習近平総書記と約1時間10分にわたり会談しました。その中で、「大局的な立場から日中間の戦略的互恵関係を深めていくことで一致した」とのことです。
 これに対して、翌日の新聞社説では「パイプがつながったことを歓迎する」(朝日新聞)、尖閣問題について「中国こそ自制を求めたい」としつつも「溝が広がった政府間の橋渡しをしようとする意図は理解できる」(読売新聞)などと触れています。

 今回の会談で私が特に注目したのは、山口代表が「両国の難局打開には政治家、指導者同士の対話が大事だ」と首脳間対話を要望したことに、習総書記が「両国のハイレベルでの指導者の交流との提案を大変に重視し、真剣に検討していきたい。」と応じていることです。

 公明党の創立者が国交正常化の提言を行った1968年当時は、「中国との友好を口にすることさえ憚られる」ほど厳しい状況にありましたが、爾来、友誼の交流・対話を重ねに重ね、確固たる信頼の絆が結ばれています。昨日発表した提言には、「状況が厳しければ厳しいほど、胸襟を開いて話し合うことが大切」として、「日中首脳会談の定期開催の制度化」を呼びかけています。

 山口代表の訪中を機に局面打開への道が開かれると期待します。

 仁田まさとしは、対話に対話を重ね国際交流を進めます。

ニッタ マガジン Vol.108 2013.01.20

「理高文低」が強まっているようです

 昨日の地理歴史公民、国語、外国語に続き、本日は理科、数学の試験となった大学入試センター試験が終わりました。
 神奈川県内の高校出身で志願した数は、昨年より1,721人多い34,871人にのぼります。私の出身校である横浜国立大学では、県内で最多の4,659人が受験。ある高校の教員は今年も試験会場の入り口で、自分の生徒達にチョコレートの ”キットカット”(=きっと勝つ!)を配って激励するとのことでした。

 報道によると、大手予備校の調査では就職を意識してか、「文系より理系学部に人気が集まる『理高文低』傾向が続いている」とのことです。昨年山中伸弥京都大学教授がiPS細胞の研究でノーベル賞を受賞したことなどもその傾向を後押ししているのではとの見方もあります。

 横浜市では、国から京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区の指定を受けて、予防・健康、創薬、医療機器開発など16のプロジェクトを推進しています。その中にはiPS細胞を活用した臓器再生もあり、最も困難とされている肝臓の再生なども目指しています。また、DNAの遺伝情報を使った診断や核酸を用いた新しい薬の開発なども行われています。

 将来、今の受験生の中からも最先端の理化学、医療、技術の開発に携わる人材が輩出されることを期待します。そしてそれはすべて、人間の幸せのためであって欲しいと念願します。
 がんばれ! 受験生の皆さん。

 仁田まさとしは、「青年の熱と力」が発揮される社会の構築を目指します。

ニッタ マガジン Vol.107 2013.01.13

青年に直結の政治を

 本日、佐々木さやか党青年局次長(2013年参院選予定候補)とともに、新日本舞踊の発表会にお邪魔し、幕間に挨拶をさせていただきました。舞台袖で、宗家・家元と懇談する中、そのお孫さん達も加わり、佐々木さんを含む年齢層の若い暫しの懇談となりました。

 昨年の衆院選では31名の当選者のうち8名が青年委員会、この夏の参院選では予定候補のうち6名が青年委員会メンバー。因みに佐々木さやかさんは31歳、埼玉選挙区の予定候補である矢倉かつおさんは37歳です。
 昨年9月の立党精神の継承50周年に続き、昨年11月に青年局発足から50年の節目を迎えました。青年の党として、受け継がれている「情熱と力」で益々の存在感を期待したいと思います。

 そう言えば明日14日は、成人の日。横浜市においては、“「成人の日」を祝うつどい”が、横浜アリーナで開催されます。本年の対象者は、昨年より396人少ない33,932人。2万1千余人の参加が予想されます。「みんなとみらいへ」をテーマとして、ゲストに元プロ野球選手の工藤公康氏 を迎え、新成人の記憶に残る式をと6人の新成人で構成される実行委員会が活動しています。

 仁田まさとしは、青年の前途を一歩でも拓くため努力します。

ニッタ マガジン Vol.106 2013.01.06

しなやかな文体に触れて

 新たな年が明けました。
 新政権も誕生し、皆が、市民の誰しもが、「青年」のような息吹を感じられる横浜に向け、歩みを速めたいと決意しています。

 元旦に多くの皆様とご挨拶を交わす中、日ごろからご支援を戴いているご婦人のWさんから、「投稿文集の二冊目が出来上がりました」と伺いました。翌日届いた文集を手にすると、淡色の表紙に暖かな心を感じ、早速一気に読み通しました。新聞への投稿文を中心にこれまでの作品をまとめ、平成11年の一冊目の出版に続き平成24年1月までの第二集となったものです。

 Wさんは、中途で聴覚の障がいを持つようになり、さぞ、様々なご苦労がおありだったことと拝察されますが、一回一回の投稿文には、何の気負いもなく、しかし、凛とした魂のこもった力強さとしなやかさを感じます。しかも、限られた字数に見事な起承転結。こういう文体でありたいものと勉強になります。
 勿体なくも、一冊目には私が初当選して一年が経過した市政報告にある地域の実績を取りあげて下さり、今回の二冊目にも、二期目の当選に触れていただきました。
 また、通信技術が発展し「時世とはいえ、活字離れ人間が多くなっていくのに一抹のさびしさを感じる」としながら、投稿人生50年余のWさんは「これからも右手が動く限りペンを執り続けて挑戦したい。そして書く力の元となった本を一冊でも多く読むように努力しなければと思う」と鼓舞しています。

 公明党は「文字・活字文化振興法」の制定(2005年)を推進しました。「豊かな人間性の涵養並びに健全な民主主義の発達に欠くことのできない」(同法第1条)文字・活字文化を支える読書推進運動が期待されます。

 仁田まさとしは、文字・活字文化の醸成に努めます。

ニッタ マガジン Vol.105 2012.12.30

立党精神を自覚して

 この26日、自民・公明連立政権が誕生しました。
 公明党からは太田昭宏国交大臣のほか、3名の副大臣、3名の大臣政務官が政府で仕事をすることとなりました。
 その中には復興庁副大臣に就任した、神奈川県本部代表代行の浜田昌良参院議員もいます。これまで訴えてきた復興の先頭で活躍されることと期待しています。そのために福島に足場を置き仕事を進めると伺いました。
 神奈川6区で雪辱を果たした上田勇県代表は、党政調会長代理、国会では国民の期待が大きい財務金融委員会理事と拉致問題特別委員会理事に就任しました。

 東京株式市場の大納会終値が1万395円であったように新政権の経済・景気対策の強化への期待は大きく、隣国への敬意を忘れず強力で安定した外交、安心の社会保障の構築など、日本再建への課題は山積しています。

 本年9月には、「大衆とともに」の立党精神の継承から50周年を迎え、福祉と平和の党の自覚を新たに出発したことを、年末にあたり再度自覚しています。

 横浜市の新年度予算案も約1か月後には発表になります。
 私の新年も元旦から多くの方々へのご挨拶と3日の新春街頭演説からスタートします。

 仁田まさとしは、明年も「生活を守る政治」に徹して取り組みます。

ニッタ マガジン Vol.104 2012.12.23

衆院選から横浜市会へ

 12月16日に投開票された第46回衆院選では、公明党が候補者を擁立した9小選挙区で完勝し、比例区も1議席増の22議席を確保。合計31議席と前回より10議席増との結果となりました。
 特に、神奈川6区は82,147票を獲得し、上田勇県代表が議席を奪還することができました。公職選挙法によりご支援頂きました皆様へのお礼の言葉を記載できませんので、全国の公明議員のネットワークで防災・減災ニューディールの推進など、お約束の実現に向け全力で取り組む決意に代えます。
 翌17日には、上田県代表、浜田選対本部長(参議)とともに選対事務局長の私も同席して記者会見に臨み、選挙戦の総括や政権への取り組みについて考えを述べました。

 同じく17日からは、横浜市会の各常任委員会が行われ、私の所属している経済・港湾委員会も午後から開かれ議案審査を行いました。
 さらに20日には本会議が開催され、各会派代表による一般質問が行われました。
 公明党横浜市会議員団を代表して安西英俊議員(港南区)が質問に立ち、防災・減災の取組、高齢者に対応した地域交通、いのちを守る医療の取組、子育て関連、困難を抱える若者への支援など10項目にわたり、林市長、山田教育長に質問しました。
 25日の本会議が最終日となり、提出された議案の採決が行われます。

 26日には特別国会が開かれ、新政権のもとで、年末年始を返上し大型の補正予算や新年度予算の編成作業が続くと聞いています。
 横浜市の新年度予算編成作業も大詰めを迎えています。
 本日、党県本部幹事会を開催し、明年に予定される参院選への取組を開始しました。

 仁田まさとしは、常在の思いで不断の闘争に向かいます。

ニッタ マガジン Vol.103 2012.12.16

投票箱のふたが閉じられました

 12月4日より昨日15日まで繰り広げられた衆議院の選挙戦も本日投票日を迎え、先ほど投票箱のふたが閉じられたところです。

 私ども公明党は、国難を乗り越え、国民の生活を立て直す「日本再建」をかけた重要な選挙戦と位置付け、全力で戦ってきました。

 経済、外交、社会保障、さらには震災からの復興等々、一刻の猶予もない課題が山積する中、どの党に政権担当能力があるか。政権の枠組みを選ぶ政権選択選挙として、わが党の総合力を訴え、大きな賛同をいただきました。特定のテーマに絞った政策論争や分かりやすいだけのスローガンだけでは、政治は進みません。四分五裂の政治に失望する県民の皆様に、私たちの訴えがしっかり届いたと手応えを感じています。
 また、必要な公共投資を行い、景気の底上げをはかる「防災・減災ニューディール」には多くの期待の声をいただきました。

 念願の小選挙区神奈川6区(保土ケ谷区・旭区)、南関東ブロック3議席を奪還できると確信します。

 仁田まさとしは、日本再建への流れを神奈川から、就中、横浜から起こしてまいります。

ニッタ マガジン Vol.102 2012.12.02

いざ出陣!

 いよいよ明後日が衆議院選挙の公示となりました。

 <北斗七星>は主張しています。
 「この3年間、経済は低迷し、地方は疲弊した。デフレ脱却にはほど遠く、景気も後退局面に。普天間移設問題や領土問題など外交の迷走で国益を損ない、東日本大震災の復旧・復興や原発事故対応でも国民の信頼を失った。
 民主党は『バラ色の展望』を振りまいて政権を奪取した。『与党になれば何でもできる』と思ったようだが、成熟し複雑化した社会において、問題を一挙に解決してしまうような?魔法?は存在しない。例えば、世界一の超高齢社会で、どう社会保障制度を維持していくかは、誰にとっても難問である。
 その解決には、楽観も悲観もせず、投げ出さず、細心の注意で一歩ずつ前に進む粘り強さを要する。経験も必要だ。選挙目当てで離合集散する新党にできるとは思えない。強い責任感をもって日本再建への『舵』を握る政党は公明党しかないと力の限り訴えたい。」

 神奈川6区(横浜市保土ケ谷区・旭区)上田いさむの議席奪還と、比例区南関東ブロック3議席の獲得には、渾身の訴えがあるのみ。

 仁田まさとしは、全身全霊をささげ出陣します。

 (追伸)
 選挙期間中にホームページを更新することは公職選挙法に抵触する恐れがありますので、来週の配信は控えたいと考えます。
 16日には、必ずや大勝利のご報告をさせていただきます。

ニッタ マガジン Vol.101 2012.11.25

努力の積み重ねの先に栄光

 伝説のサッカー番組「三菱ダイヤモンドサッカー」の実況アナウンサー“金子勝彦”氏の「サッカー殿堂入りを祝う会」が、この22日、横浜市内で開催されました。私もご案内を戴き、出席させて戴きました。

 祝辞の中で私は、過日の新聞インタビューに金子氏が述べていた内容を紹介しました。
 ?放送を見ている人は何百万人かもしれません。でも、一人の人に向かってアナウンスするんです。マス・コミュニケーションではなく、パーソナル・コミュニケーションです。私はいつも、視聴者と対話するような思いで実況しています。
 ?サッカーの用語になっている、「ワンツー・リターン」も、初めは「壁パス」と呼んでいました。でも、それでは躍動感が出ないと思い、「ワンツー・リターン」と呼んでみたんです。それが定着して、今も残っていることは、誇りに思います。
 さらに金子氏はインタビューに答えて、「人生って、一つ一つの積み重ねなんだと思うんです。決して派手ではない、努力の先に栄光があるんだ。」と述べています。

 会場での挨拶で、「これからも歯切れの良い、豊富な語彙をもって伝えて行きたい」と述べる金子氏の向上心には敬意を表します。

 翻って時局は間もなく衆議院総選挙。政党の役割が問われます。読売新聞特別編集員の橋本五郎氏は、「政治はさまざまな利害関係を調整し、多くの人の協力を得ながら、一歩一歩、辛抱強く進むのが基本だ。」民主党政権は、「その限界をわきまえる『謙虚さ』が欠けている。また、民主党には、政権を取ったら何でもできるという『全能の幻想』があった。」「そんなバカな話はない。政権運営を『誰でもできる』と簡単に考え過ぎていた。」と喝破されています。

 傲慢な政治手法の民主党政権とは対極にある金子氏の?努力の積み重ねの先に栄光がある?との生き様に学びたいと思います。

 仁田まさとしは、日本再建の推進力こそ公明党を訴えきってまいります。

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